過去ログ - 俺「僕はイエスマン」まどか「氏ね」織莉子「氏ね」かずみ「氏ね」
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42:かにさん ◆Kanib10EfQ[sage saga]
2012/12/01(土) 01:16:56.55 ID:fBfrmIoWo
まずった。逃げなくては確実にゲームオーバー。そんなレベルです。
しかし、さっききた道を引き返したら家が割れる。ほむらに迷惑をかける訳にはいきません。
公園の出口を探し、突っ切る。
しかし。

以下略



43:かにさん ◆Kanib10EfQ[sage saga]
2012/12/01(土) 01:18:26.78 ID:fBfrmIoWo
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
公園も出て少しもしませんが、結局僕は元行こうとした道を歩くことにしたのです
少女二人も追いかけてくる気配はありません。

俺「こんにちは」
以下略



44:かにさん ◆Kanib10EfQ[sage saga]
2012/12/01(土) 01:20:51.24 ID:fBfrmIoWo
音が小さな自動車なので、狭い路地では避けるのに一苦労です。
死角から鳴らされるクラクションほど腹立たしく、また恐ろしいものはありません。
轢かれてもダメージの少なそうなフォルムですが、やはりいい気分はしませんでしょう。
タカシならきっと「轢いても死なねーよ」と宣いつつ歩行者をなぎ倒すでしょう。

以下略



45:かにさん ◆Kanib10EfQ[sage saga]
2012/12/01(土) 01:21:17.96 ID:fBfrmIoWo
イチレツニナランデクダサーイ

嗅ぎ慣れた、昆布だしの匂い。油揚げの香り。ふと家を思い出します。
これはもしや。

以下略



46:かにさん ◆Kanib10EfQ[sage saga]
2012/12/01(土) 01:22:24.47 ID:fBfrmIoWo
最後尾に並んで順番を待ちます。
茶や紺、灰色の背中がゆらゆらと鍋に向かう様は
まるで地獄に落ちた者どもが、煮えたぎる釜に向かわされているように見えてしまいます。

知り合いや仲間なのでしょう、世間話のような会話を交わしながら、時折笑い声をあげています。
以下略



47:かにさん ◆Kanib10EfQ[sage saga]
2012/12/01(土) 01:22:58.69 ID:fBfrmIoWo
彼らの笑い声の中にひときわ大きく甲高く響く声が混じりました。僕のすぐ後ろに並んだようです。
不意に漂う饐えた体臭の中に、微かに香る匂い。
もしかしなくても、そうです。

???「よお、また会ったな。」
以下略



48:かにさん ◆Kanib10EfQ[sage saga]
2012/12/01(土) 01:23:31.29 ID:fBfrmIoWo
俺「貴女方はいつもここ周辺で暮らしてらっしゃるのですか?」

???「ああ、こk」

俺「私の質問は全て「はい」で答えて下さい。お願いします」
以下略



49:かにさん ◆Kanib10EfQ[sage saga]
2012/12/01(土) 01:24:27.55 ID:fBfrmIoWo
列が進み、あと八人ほどで私たちの順番です。

俺「昔はどこに住んでたのですか?」

???「……お前さ。その他に聞くべきこととかあるだろーがよ」
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50:かにさん ◆Kanib10EfQ[sage saga]
2012/12/01(土) 01:25:34.78 ID:fBfrmIoWo
杏子「昔は風見野ってところに住んでたよ。風見鶏の風見に、野原の野って書いて『かざみの』さ」

俺「なるほど。ここから遠いのでしょうか」

杏子「はい、って言うほど遠くもないけどな。……てかお前土地勘ゼロなのか?この辺のことなんにも知らないんだな」
以下略



51:かにさん ◆Kanib10EfQ[sage saga]
2012/12/01(土) 01:26:02.54 ID:fBfrmIoWo
俺「でも、拠点をここに移したということは、きっと何か事情があるんですよね」

杏子「はい。 お前は本当、遠慮しねーな」

俺「はい」
以下略



52:かにさん ◆Kanib10EfQ[sage saga]
2012/12/01(土) 01:26:34.42 ID:fBfrmIoWo
俺「では、何故ここなのでしょう。他にアテはなかったのでしょうか」

杏子「はい。他にアテがないのも本当だし、ここはかつての知り合いが居たところだしな」

もしや、ホムラのことなのでしょうか。
以下略



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