過去ログ - ほむら「願いの果て」
1- 20
894:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/08/18(日) 20:39:11.53 ID:HzXniEwx0
まどか(ほむらちゃん……これから何をするんだろう……魔獣をやっつける……のかな……?)

まどか(それとも……)


ほむらのあの眼を思い出す。
諦めを孕んだ瞳の色が、頭の隅にこびり付いて離れてくれない。


まどか(ううん、大丈夫。ほむらちゃんなら……きっと……)


かぶりを振ってまどかはその不穏な考えを打ち払う。


魔獣「へぇ……ふーん……」

魔獣「そっかぁ……やっぱり分かってるんだ。これから起こること」


ほむらの周りをくるりと一周しながら言葉を続ける。


魔獣「なら当然、その後のこともわかってるはずだよ」

魔獣「ただ、繰り返すだけ……って」

ほむら「……」


再びほむらの正面に来た魔獣から目を逸らすように浅く俯く。


まどか(え……? 繰り返す……?)

魔獣「私は別に構わないよ。人の絶望がそこに有る限り、魔獣もまた在り続ける」

魔獣「それはそれで、救いようのない素晴らしい世界だと、ふふっ、そう思わない?」


ほむらの耳の横でささやく。


魔獣「でも、鹿目まどかはどう思うのかな?」

ほむら「……」


まどかというワードに反応し、ほむらの体が僅かに揺れる。
 
 
 


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
963Res/457.81 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice