894:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/08/18(日) 20:39:11.53 ID:HzXniEwx0
まどか(ほむらちゃん……これから何をするんだろう……魔獣をやっつける……のかな……?)
まどか(それとも……)
ほむらのあの眼を思い出す。
諦めを孕んだ瞳の色が、頭の隅にこびり付いて離れてくれない。
まどか(ううん、大丈夫。ほむらちゃんなら……きっと……)
かぶりを振ってまどかはその不穏な考えを打ち払う。
魔獣「へぇ……ふーん……」
魔獣「そっかぁ……やっぱり分かってるんだ。これから起こること」
ほむらの周りをくるりと一周しながら言葉を続ける。
魔獣「なら当然、その後のこともわかってるはずだよ」
魔獣「ただ、繰り返すだけ……って」
ほむら「……」
再びほむらの正面に来た魔獣から目を逸らすように浅く俯く。
まどか(え……? 繰り返す……?)
魔獣「私は別に構わないよ。人の絶望がそこに有る限り、魔獣もまた在り続ける」
魔獣「それはそれで、救いようのない素晴らしい世界だと、ふふっ、そう思わない?」
ほむらの耳の横でささやく。
魔獣「でも、鹿目まどかはどう思うのかな?」
ほむら「……」
まどかというワードに反応し、ほむらの体が僅かに揺れる。
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