過去ログ - ほむら「願いの果て」
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898:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/08/18(日) 20:49:48.54 ID:HzXniEwx0
まどか「うっ……ぐ……」


尋常ではない痛みが依然としてまどかの心臓付近を襲う。額に浮かぶ脂汗。その痛みは目も開けていられないほどの。

震えていた膝が限界を迎え、身体が前のめりに倒れ込む。



瞬間、衝撃―――。



何かが身体にぶつかった。

衝撃による痛みはなかったが、そんなことはまどかにとってどうでもよかった。

倒れまいと無我夢中でそれに縋る。


ほむら「……まどか」


頭のすぐ上で声がした。
ぶつかったのはほむらの身体だ。

その細い体を支えにしてまどかは辛うじて体勢を保つ。


ほむら「ごめんなさい……辛いよね、苦しいよね……」

ほむら「でも、大丈夫よ。今だけだから……」

ほむら「貴女はそのまま流れに身を任せていれば、それでいい。すぐに終わるわ」


母親が泣く我が子をあやすような優しい声。


まどか「ほむら……ちゃん……?」


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