過去ログ - ほむら「願いの果て」
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938:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2013/11/17(日) 15:14:06.57 ID:RM9HTYuF0
まどか「ち、ちがうよね……? ほむらちゃんはそんなこと……しないよね?」


ほむらに絡みついた影が霧散し、拘束が解かれる。


ほむら「……」


微動だにしないほむら。その手に握るこぶしからは赤い雫がこぼれ落ち続けている。

もうほとんど残されていない天蓋の欠片がいくつかの使い魔の頭上に狙ったように振り注ぎ、短い音色を奏でる。





長い沈黙。




暫くしてほむらの薄い唇が静かに、静かに動いた。

その後、耳に届いた言葉を

まどかは聞きたくはなかった。

何かの間違いではないかと叫びたかった。




ほむら「私のこと……軽蔑した?」

まどか「……っ」



まどかの顔が悲しみに歪む。

ほむらの口にした言葉の意味するところは、つまりは―――


まどか「そんな……」



―――肯定だ。
 
 
 


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