過去ログ - 【オリジナル】魔導機人戦姫 第34話〜【なのかもしれない】
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[saga sage]
2012/12/03(月) 20:35:48.80 ID:uc/YTnbAo
ナナシ「ま、まさか……」
クリス「多分、そのまかさだよ……。
この魔法は、今までの障壁と違ってただの防御障壁じゃない……。
接触した魔力や魔力物質を
高速旋回する魔力と取り込んだ物体で削る丸い回転ヤスリだよ」
愕然とするナナシに、クリスは冷静に自身の新魔法を説明する。
回転ヤスリなんて生易しい物ではない、
むしろ小型化したバケットホイールエクスカベーターだ。
鉱石採取のために山ごと削り落とす、百メートルを超える世界最大の超大型重機。
赤い機人魔導兵は、山をも削り落とす
巨大なバケットホイールに突っ込んで粉々に砕かれたのだ。
クライノート『あの武装は接触と同時に魔力解放を行う物と認識しました。
接触と同時に本体ごと爆発を消し去ってしまえば、
どうと言う事はありません』
クリスの新魔法を制御しているクライノートが淡々と解説する。
成る程と頷くには、少々恐ろしい魔法であった。
ナナシ「ッ……ブリッツ! シルトドンナーシュラーク!」
機人魔導兵・橙『Yes,Sir!』
ナナシは怯みながらも、後方に控えていた橙色の機人魔導兵を走らせた。
雷電変換した二本の衝角を盾ごと構え、クリスに向けて突進する。
だが、やはりこちらもクリスの防壁の前に粉々に砕かれてしまう。
ナナシ「確かに高い防御力を持った魔法だけど、
どんな魔法だって、魔力が切れるまで攻撃を続ければ!」
ナナシは砕かれた赤と橙色の機人魔導兵を再召喚し、クリスへの攻撃を続ける。
爆発を伴う拳も、流水変換された対地射撃も、高速連続斬撃も、巨大な電撃衝角も、
広域砲弾連射も、高威力砲撃も、その全てが強化されていると言うのに、
クリスの防壁の前には須く無駄に終わった。
ナナシ(ま、魔力残量四〇パーセント………!?
半分以上の魔力を費やしても、まだあの防壁を突破できないなんて!?)
ナナシは愕然とする。
確かに、ナナシの魔力量はクリスの基本魔力量を倍は上回っていた。
だが、今のクリスにはさらにその三倍以上の魔力が満ちている。
クリスの新魔法もかなりの魔力を常時使い続ける魔法だったが、
それでも一気に使い切ってしまえる量ではない。
結のアルク・アン・シエルは防御が難しいと言う以前に、
当たりさえすれば完全必倒の砲撃である理由が察せようと言うモノだ。
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