過去ログ - 【オリジナル】魔導機人戦姫 第34話〜【なのかもしれない】
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811:OTかわりまして強化人間がお送りします ◆22GPzIlmoh1a[saga sage]
2014/05/21(水) 20:52:30.56 ID:2G4aw9fto
メリッサ「まるで家族か恋人との再会ですね」

 そんな光景を後目に、メリッサは肩を竦めて呟いた。

雄嗣「家族か恋人、か……。
以下略



812:OTかわりまして強化人間がお送りします ◆22GPzIlmoh1a[saga sage]
2014/05/21(水) 20:53:17.11 ID:2G4aw9fto
 外野でそんな会話が繰り広げられているとは露知らず、
 空はエールを抱えたまま上機嫌で待機室へと戻っていた。

空(診断結果も問題無いし、エールも戻って来たし……)

以下略



813:OTかわりまして強化人間がお送りします ◆22GPzIlmoh1a[saga sage]
2014/05/21(水) 20:53:48.39 ID:2G4aw9fto
 だが、ドローンとは言え、
 バスケットボールよりも大きなエールを持って行くワケにもいかない。

 まあ、半休とは言え、携帯端末もギア本体も持って行くのだから、
 自分とエールの繋がりが断たれるワケでもない。
以下略



814:OTかわりまして強化人間がお送りします ◆22GPzIlmoh1a[saga sage]
2014/05/21(水) 20:54:16.41 ID:2G4aw9fto
―3―

 メインフロート第七層、第一街区中央、アミューズメントパーク――

 半年前のイマジンとの戦闘で外周部や周辺のビル街に甚大な被害を受けたいたが、
以下略



815:OTかわりまして強化人間がお送りします ◆22GPzIlmoh1a[saga sage]
2014/05/21(水) 20:54:50.02 ID:2G4aw9fto
 はて? 八ヶ月前に何かあっただろうか?

 ちなみに八ヶ月前とは、空がギガンティック機関に正規入隊する直前、
 アルフの訓練所にいた頃の最後の休日に、瀧川家に宿泊した時の事だ。

以下略



816:OTかわりまして強化人間がお送りします ◆22GPzIlmoh1a[saga sage]
2014/05/21(水) 20:55:22.99 ID:2G4aw9fto
 だが、彼女の意に反して、その目にはうっすらと涙が浮かんでしまう。

歩実「空お姉ちゃん……?」

空「あ、ごめんなさい……!」
以下略



817:OTかわりまして強化人間がお送りします ◆22GPzIlmoh1a[saga sage]
2014/05/21(水) 20:55:52.31 ID:2G4aw9fto
 しばらくして落ち着きを取り戻すと、五人は昼食を購入し、
 再び先ほどのテーブルを囲んで座っていた。

空「あのクレープ屋さん、商店街からこっちに出店してたんだね」

以下略



818:OTかわりまして強化人間がお送りします ◆22GPzIlmoh1a[saga sage]
2014/05/21(水) 20:56:36.85 ID:2G4aw9fto
 だが――

真実「あら、勝ち逃げは許しませんわよ?」

 そんな雅美の正面に座った真実が、ライバル心に満ち溢れた視線と声音で呟く。
以下略



819:OTかわりまして強化人間がお送りします ◆22GPzIlmoh1a[saga sage]
2014/05/21(水) 20:57:07.79 ID:2G4aw9fto
真実「本当にバラバラの進路になりそうですわね」

 先ほどまでの張り詰めた気概を感じさせない様子で、真実は肩を竦めて呟いた。

真実「私は軍か警察の前線オペレーター、佳乃は調理師、雅美は事務……」
以下略



820:OTかわりまして強化人間がお送りします ◆22GPzIlmoh1a[saga sage]
2014/05/21(水) 20:57:46.35 ID:2G4aw9fto
空「あぅ、それは……」

 さすがにこればかりは言い逃れ出来ず、空は言葉を濁してしまう。

 十万超を上限とした最大出力の魔力を、
以下略



821:OTかわりまして強化人間がお送りします ◆22GPzIlmoh1a[saga sage]
2014/05/21(水) 20:58:24.83 ID:2G4aw9fto
空「熱系変換が出来なくなると、魔力ってこうなるんだって……」

 空は肩を竦めて呟く。

 彼女としては必死に魔力を熱系変換――炎熱変換や流水変換
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822:OTかわりまして強化人間がお送りします ◆22GPzIlmoh1a[saga sage]
2014/05/21(水) 20:59:04.50 ID:2G4aw9fto
―4―

 翌日、6月24日月曜の正午頃。
 メインフロート第二層、外郭自然エリア――

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823:OTかわりまして強化人間がお送りします ◆22GPzIlmoh1a[saga sage]
2014/05/21(水) 20:59:46.54 ID:2G4aw9fto
ほのか『そこから約五キロ先に上階層に繋がる内壁通路があるわ!
    そのまま追い込んで、その中に誘導して!』

空「了解です!」

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824:OTかわりまして強化人間がお送りします ◆22GPzIlmoh1a[saga sage]
2014/05/21(水) 21:00:21.81 ID:2G4aw9fto
レミィ「作業溝の外部隔壁はブチ破ったくせに、あんな薄い隔壁は破らないんだな……」

 ゴロゴロと凄まじい速度で転がり続けるイマジンを見つつ、
 レミィは呆れ半分と行った風に呟く。

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825:OTかわりまして強化人間がお送りします ◆22GPzIlmoh1a[saga sage]
2014/05/21(水) 21:00:57.11 ID:2G4aw9fto
明日美『作戦行動中です! 不要な私語は控えなさい!』

 それまで沈黙を保っていた明日美の一喝がコントロールスフィア内に響き、
 空とレミィは思わず肩を竦めた。

以下略



826:OTかわりまして強化人間がお送りします ◆22GPzIlmoh1a[saga sage]
2014/05/21(水) 21:01:31.27 ID:2G4aw9fto
 第二十六独立機動小隊と言えば、
 丁度これから迎え入れる予定のロイヤルガードからの応援部隊だ。

 オリジナルギガンティックを運用している部隊同士、
 イマジンに関する情報は共有している物も多い。
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827:OTかわりまして強化人間がお送りします ◆22GPzIlmoh1a[saga sage]
2014/05/21(水) 21:02:01.97 ID:2G4aw9fto
茜『そのまま隔壁からイマジンを追い出してくれ。
  こちらの連携をお目に掛けよう』

 だが、茜はすぐに気を取り直し、そう言って来た。

以下略



828:OTかわりまして強化人間がお送りします ◆22GPzIlmoh1a[saga sage]
2014/05/21(水) 21:02:43.21 ID:2G4aw9fto
 直後――

茜『総員っ! ってえぇぇっ!』

 茜の砲声のような号令が響き、隔壁の左右と上方の三方から、
以下略



829:OTかわりまして強化人間がお送りします ◆22GPzIlmoh1a[saga sage]
2014/05/21(水) 21:03:16.18 ID:2G4aw9fto
?????『行ったぜ、お嬢!』

 上空の機体から声が飛ぶ。

 すると――
以下略



830:OTかわりまして強化人間がお送りします ◆22GPzIlmoh1a[saga sage]
2014/05/21(水) 21:04:01.29 ID:2G4aw9fto
空「す、凄い……太刀筋が……分からなかった……!?」

 だが、一方で空は、仲間が収めた勝利の余韻に浸る事も無く、
 ただ愕然と漏らしていた。

以下略



831:OTかわりまして強化人間がお送りします ◆22GPzIlmoh1a[saga sage]
2014/05/21(水) 21:06:39.05 ID:2G4aw9fto
今回はここまでとなります。
次回は茜の生い立ちやら、第二十六小隊の面々の紹介やらが主な内容になるかと思われます。


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