13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/07(金) 22:48:06.46 ID:tiQLfAAz0
きゅうりを食べたあと、カッパはポンポンと腹を叩いて「ふー、満足満足」と人間臭い動作で四人を驚かせた。
ちなみに家主の黄泉川愛穂は仕事で、今は留守をしている。
「どうしたのかな、急にソワソワしだしたよ」
「なんか……、悲しそう? 不安そう?ってミサカはミサカは後をつけてみる」
カッパは二足歩行でチョロチョロ動き回り、それを番外個体と打ち止めが追う。ドアを開けては、
「くぅ〜ん、キュー」
と悲哀を感じさせる鳴声をあげた。
「おっとと、そこは玄関だから」
ドアノブにジャンプしていたカッパを再び後ろから抱き、番外個体がリビングへ戻ろうとする。
「キュウ……」
「そんな顔されてもなぁ」
「どんな顔なのミサカも見たーい」
打ち止めが番外個体のアオザイを引っ張る。「ホイ」と歩きながら手渡され、打ち止めはおっかなビックリで受け取った。
「ありゃりゃ。泣きそう、ってミサカはミサカはカッパを元気づけるためにはどうすればいいのか考えてみる。ねぇ尻子玉って売ってる?」
「何さソレ……」
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