57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/16(日) 00:17:09.65 ID:wYa3BVIn0
「服はとりあえずこんだけあればいいでしょ。足りなきゃまた買えばいいし、あなたが」
「……」
まだ寝具や食器を買わなければいけないのに、黄泉川から渡された予算はもう残り少ない。
子供服が予想外に高かったのだ。
一方通行は金銭に困っている身ではないので、かぁたんに関する出費など取るに足らない。むしろ彼が気になっていることは、
「オマエが積極的にコイツのために出張るとはな」
かぁたんを一緒に連れて行こう、と強く主張したのは番外個体だった。
服を着せれば目立たない、先に一着だけ買って来よう、と提案したのも彼女。
「べーつにー? ミサカが言わなくたって、どうせ最終信号がダダこねてたし」
「ふン。その割にはヤケに指示が具体的だったじゃねェか」
「何が言いたいのよ」
「…………」
番外個体にしては、なんだか異様に……優しい気がする?
今は打ち止めと かぁたんが手を繋いで一行を先導しているが、
マンションのエレベーターを降りるまでは番外個体が胸にしっかりと抱いていたし。
違和感があると一方通行は思っていた。
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