過去ログ - とあるカッパと黄泉川家
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680:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/08(土) 00:22:07.75 ID:6BXLE37f0

残った面々で、荷車に荷物を積む。一方通行がいれば一人でも運べるのだが、真昼間では目立ち過ぎる。
一方通行達は今日でこの村から去るので関係は無くなるが、
残される遠野家の人々に奇異の視線が集まるのはいただけない。

そんなことを気にするような間柄になってしまった。

番外個体にはネットワークを通じて「先に出る」と伝えてある。カッパ四匹、人間五人は連れ立ってあぜ道を歩いた。

ガタゴト車輪が鳴る。カッパの泉がある山まであと僅か、というところで番外個体が追いついた。

「ちゃんと挨拶できた?ってミサカはミサカは訊いてみる」
「ま、ね。ちょうど昼休みだったし」

番外個体の手には野球ボール。これが彼女への餞別なのだろう。
一方通行はこっそり受け取ったカーサンの巾着袋をポケットの上から押さえた。
女性陣の手並みを見習ってビニールで巻いたが、大丈夫だろうか。



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