705:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/12(水) 17:26:56.94 ID:IHKclfqN0
「ただいまー。お土産あるよ」
二泊三日の旅行に行ってきました、みたいな調子で番外個体があっさり言う。
次いで、隠そうともしない肘打ちが、ガツガツと少年の脇腹を襲った。
反対側はツンツンと打ち止めに突かれ、
「チっ。……ただいま」
殴られはしなかったが、肺から息が押し出されるほどに抱きしめられる。
「おかえり……!」
「黄泉川、苦しい、おい」
いつものメンバーだけではなく、病院の下位個体も見ている。
一方通行はかなり必死に黄泉川を引き離そうとした。
杖をつかなくとも、倒れることはないので両手を使って。
むなしい抵抗は黄泉川が満足するまで続けられ、「さて、次は……」と、今度は番外個体が絞められる番だった。
「ぐぁ、マジで苦しい」
いい気味だ。
黄泉川の抱擁が一方通行以外にもされたことで、いくらか羞恥もおさえられた少年だった。
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