704:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/12(水) 17:23:53.95 ID:IHKclfqN0
スライド式の後部座席ドアが開けきらないうちから、座ったままの一方通行を避けて打ち止めが駆け降りる。
「最終信号! おかえりなさい」
「おかえりじゃん!」
「うわぁぁあああん!ってミサカはミサカはただいまー!!」
黄泉川の胸に顔をすりつける打ち止め。
少女を抱き上げた女教師と芳川が、小走りでワンボックスカーに近づいて行く。
打ち止めは走りながら毛布を落としていたので、芳川がそれを拾った。
「おかえりなさい、一方通行、番外個体」
「俺は別に濡れてねェよ」
「でも寒いでしょう?」
上着は打ち止めに貸したままだ。芳川によって一方通行の肩に毛布が掛けられる。
「第一声がそれか? まったく」
打ち止めを地面に降ろした黄泉川が、右手で一方通行の、左手で番外個体の頭をグシャグシャに撫で回す。
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