40:高架下[saga]
2012/12/23(日) 02:20:02.98 ID:dqC73bLC0
ほむらが実戦に入る前の訓練を行うため、マミ、ほむら、さやかの三人は、通学路から外れたところにある高架下の場所に集まっていた。
マミ「もう一度確認しておくわね…、あなたの武器は、その弓。
そして、固有魔法は光の翼を発現する能力、ということでいいのよね?」
ほむら「はい、そうみたいです……」
マミ「初めて会った時から暁美さんには凄い素質があると感じていたけれど、まさか、こんな凄い力を持っているなんてね……」
さやか「ほむらの魔法って、そんなに凄いものなんですか?」
マミ「ええ、私達のような魔法少女はね、基本的に空を飛ぶことって出来ないの。
でも、暁美さんの魔法は僅かな時間だけではあるけれど、それを可能にすることが出来る。
それに、暁美さんの力はまだ目覚めたばかりでしょ?
だから、今はまだ自力で飛びたったり長い時間空に留まり続けることは出来なくても、これから才能を伸ばしていけば、自由自在に空を飛ぶことだって出来るかもしれないわ」
さやか「へぇー。それにしても、アニメとかの魔法少女とは結構違うんですね」
マミ「ええ、現実の魔法少女は意外と厳しいところも多いのよね……」
さやか「でもさー、白い羽が生えてて弓を持ってるなんて、何だかちょっと恋のキューピッドみたいだよねー」
ほむら「あっ、そういえば、そうですね……」
さやか「全く、あんたは誰のハートを射止めちゃうつもりなのかな? 可愛いやつめー、このこのー!」
マミ「あの…、美樹さん? 素敵な考え方だとは思うけど、今は一応訓練中なんだから、茶化すのもほどほどにね?」
さやか「あっ、すみません、つい……」
マミ「それじゃあ、今度は射撃の訓練を始めましょうか。まずは、あのドラム缶を狙って矢を放ってみましょう」
ほむら「は、はい!」
さやか「ほむら、ガンバ!」
ほむら「行きます! えいっ!」
ほむらが放った光の矢は、標的のドラム缶の横を通り過ぎていき、そのまま爆音を放って後ろの壁に直撃すると、壁全体を盛大に破壊していた。
さやか「あの…、マミさん。どうします…?」
マミ「ちょっと場所を変えた方がいいかもしれないわね…。
とりあえず、ここは私が片付けておくから、あなた達は先に行って別の場所を探しておいてくれる?」
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