過去ログ - 比企谷八幡(22)「やはり俺の就職活動は間違っている」
1- 20
83:1[saga]
2012/12/12(水) 00:25:39.16 ID:xb2U7Hdd0
ちらりと、胸元がいい角度で覗ける…ぬぬ、けしからん。実にけしからん。思わず乱れかけた平常心を落ち着かせるため、
目を閉じて大きく煙草を吸いこんだ。 しばしそのまま保ってから、ふーーーっと吐く。 ようやく、少し落ち着いた。

目を開くと、陽乃さんが何やら少しニヤついた表情でこちらを見ている。

陽乃「…………ふーん」

八幡「…何ですか?」

陽乃「…そのタバコ、静ちゃんがいつも吸ってたのと同じメーカーだね?」

八幡「………そうでしたか? それがどうかしましたかね」

一瞬、返事が遅れた。…何だこの女、何が言いたい?

陽乃「ううん、別に。ただ、ちょっと面白いと思っただけ☆」

あはは、と笑ってごまかす ……少し、イラついた。


陽乃「ところでその首筋の絆創膏、どうしたの?」

八幡「季節外れの蚊に刺されたんですよ。思わず掻いちゃうんで、貼ってます」
予想通りの問い。落ち着いて答える。

陽乃「ふーん、じゃあその、首元のこの辺の、昨日はなかった痣みたいなのも蚊に吸われたの?」

なっ?! 思わず、そこに手をやる。

陽乃「あははー☆ 引っかかったー! そこ、襟で見えてないってば」
くすくす笑って快哉を叫ぶ陽乃…しまった。古典的な手に引っかかった屈辱に、顔が熱くなる。

陽乃「まったく、雪乃ちゃんてば可愛いんだから。でも、私の可愛い妹を季節外れの蚊呼ばわりとは、お姉ちゃんちょっとゆるせないかなー」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
987Res/316.09 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice