過去ログ - 比企谷八幡(22)「やはり俺の就職活動は間違っている」
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◆WgEe92oiKArO
[saga]
2013/03/11(月) 02:05:51.92 ID:PAS8pkZl0
陽乃が外に出てきた時点で、俺は彼女と10mほどの距離をおいている。
ちなみに道場の裏手には小さな雑木林が広がっており、夏場などはここから虫が飛んでくることもあって女性門下生らの不評を買っていた。
俺が立っているのは、その雑木林の入り口付近。陽乃を、わずかに見下ろす高さだ。
陽乃「……なるほど。小賢しいわね」
陽乃が苦笑しながら、賛辞めいた評価を口にした。そのとおり、最初からまともに戦って勝ち目があるとは思っていない。
汚いと言うなかれ。いざというときの逃走経路の確保も、挑発をはじめとした心理的なかけひきも、地の利を活かして…これから勝つことも、すべては兵法の基本に則った行動だ。剣を振ることだけが剣術じゃない。
俺は俺の流儀で…比企谷八幡のフィールドで。あくまでも正々堂々、真正面から卑屈に最低に陰湿に、小賢しく卑劣なやり方で、勝ってみせよう。常に高みを飛ぶ、あんたの足を引っ張り地に蹴落としてな。
八幡「……ああ、伏兵はいません。ちゃんと最初から最後まで俺と貴女、1対1の勝負ですからそこは安心してください」
古人いわく、地の利は人の和に如かず。だがぼっちには、無縁のアドバンテージだそんなもん。
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