過去ログ - 比企谷八幡(22)「やはり俺の就職活動は間違っている」
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951: ◆WgEe92oiKArO[saga]
2013/03/11(月) 02:29:17.65 ID:PAS8pkZl0
陽乃「少しばかり高所を確保した程度で勝てると思っているの? だとしたらずいぶんと舐められたわね」

剣を素振りしながら、余裕を崩さずこちらに近づいてくる陽乃。俺は後退しながら、陽乃を誘導していく。

八幡「いやいやまさか。貴女はまさに天才ですよ……その程度ではどうにもならないくらいの戦力差が俺と貴女の間にあることくらいは、さすがに理解してます」

陽乃「……そう。なら、どうするつもり?」

陽乃の、試すような、面白がるような視線に、せいぜい不敵な笑みを返してやる。

八幡「どうやら、解放のときがきたようだ……十数年ぶりに、かつて封印した力を解き放ちます」


陽乃「……何それ、もしかして、『中二病』ってやつかしら? 二十二歳でそれはさすがにどうかと思うな」

冗談と受け取ったか、まったく本気にしていない声音でクスクスと笑う陽乃に返答する。

八幡「惜しい、ちょっと違います。 ……十数年ぶりと言ったでしょ。正確には、『小二病』ってとこですかね!」

事前に集め、手の中に握りこんでいたものを、ふたたび陽乃に向けて投げつける!!

陽乃「!!」

とっさに避ける陽乃。さすがの反射神経だ。

陽乃「……いまのは?」

八幡「小さい秋みつけた……さっき拾っておいたどんぐりですよ。この辺、結構落ちてるんです」


陽乃が玄関を回ってこちらに出てくるまでの間に、いろいろと仕込ませてもらった。



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