過去ログ - 比企谷八幡(22)「やはり俺の就職活動は間違っている」
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970: ◆WgEe92oiKArO[saga]
2013/03/16(土) 18:36:58.16 ID:jqtu/UaP0
両手を大きく広げ、芝居じみた調子で嘯く俺に、陽乃が苦笑気味の笑みを浮かべ、周囲を見渡す。

陽乃「テリトリー……ね」

なだらかな登り道の果て、木々の迷路のような雑木林の中心部。その木立の間に立って、俺は陽乃を見下ろしていた。

陽乃「……それも小二病とかいうやつかしら?」

八幡「雑木林とひみつきちは、男の子の浪漫ですから」

女にはわっかんねぇだろうなぁ。

陽乃「その浪漫とかで、わたしに勝てるというつもり?」

八幡「まぁ、浪漫のことはただの病気なのでおいとくとして……比企谷八幡が勝つ……ではなく」

陽乃にむけて掌を突きだし、俺は、こう告げた。

八幡「雪ノ下陽乃が負ける……ということにしときましょう。 まぁ、いいじゃないですか。これまで、だいたい負け知らずの人生だったんでしょう? ここらで一回くらい味わっとくのもいい経験になると思いますよ」

何しろ負けることに関しては最強を自負する、敗北のスペシャリストのこの俺が言うのだ。聞いておいて間違いはない。



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