18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/12/09(日) 17:33:34.44 ID:MoVWLVw/o
―――王都
娘「うわぁ、すっごく賑やかです!」
剣士「うん、君と一緒に旅するようにしてからは間違いなく一番賑やかだろうね」
娘「はい!」
剣士「それじゃ、ここらでお別れの時間だ。僕が教えられることは大抵教えたと思うけど」
剣士「君は色々と伸びしろがありそうだから剣術意外にもアレコレ学んでみるといいかもね」
娘「わたし優秀ですからね!」
剣士「はいはい。それでこれは選別。お金と、装備品だ」ジャララ
娘「わぁ! こんなにいいんですか!」
剣士「ああ、僕はもうあまり必要ないからね。それに何時までも盾がなべのふたっていうのがどうかと思うし」
娘「これからはフライパンとして活用します!」
剣士「……そうかい」
剣士(ま、あんな大きな剣を片手で振り回す君もどうかと思うけどね)
剣士「じゃ、また機会があったら会おうね。娘ちゃん」
娘「はい師匠! お世話になりました! それではお達者で!」タタタ…
剣士「ありがとね……。ってもう見えなくなっちゃったよ」
剣士「さて、僕も目的を果たしに行きますか」
―――王都 城 王の間
王「勇者よ! お主の望み通り仲間を1人お主につけよう!」
勇者「ありがたき幸せです。それでそいつは……?」
王「この国一の剣使い、剣士じゃ」
剣士「お初にお目にかかります。勇者様」
勇者「はじめまして、これからよろしくねっ」ニコ
剣士「よろしく。まさか勇者様が女の子とは思わなかったけど」
王「案ずるな、これでも勇者は正当な血筋の元に生まれたものなのじゃ」
剣士「いや、疑ったわけじゃないんですよ。ちょっと意外だっただけです」
勇者「それにこれでもってなんですか! いくら王様でも失礼じゃないですか!」
王「はっはっはっ、これは申し訳ない。今日は城でゆっくり休んでいくと良いだろう」
勇者「ありがたき幸せっ」
剣士(変わり身はやいなー)
―――
――
―
剣士「いやー、実に美味しい食事だった」
勇者「そうだねー」
剣士「改めてよろしくね、勇者様」
勇者「様付なんてやめてよー。これからよろしく、剣士君!」
剣士「君付けもやめて欲しいかな?」
勇者「そっか、よろしく剣士!」
「「はははははっ!」」
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