過去ログ - P「君と過ごす1週間」
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38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/02/03(日) 15:27:51.30 ID:FysP1RGE0
ガチャっとドアが開く音がする。

「?」

オーディションの審査員が来たのか? そう思った俺と響は、ドアの方に視線を移す。
瞬間、俺と響は絶句した。
いや、俺たちだけじゃない。ここにいる全てのアイドルとプロデューサーが息を呑んで会場に入ってきた人物のことをみる。
カツカツ……と、彼女たちの足音だけが会場に静かに響きわたる。
自信に満ち溢れて歩く姿は、まさにトップアイドルのようなオーラを醸しだしていた。
そのオーラに気圧されて、誰もが彼女たちに道を開けた。

「チッ……」

彼女たちを見て、俺は思わず舌打ちをしてしまった。
最悪だ……よりによってアレが出場するなんて。
何度か彼女たちとオーディションでは戦うことはあったが、春香は勝つことができなかった。
彼女たちの実力は折り紙つきで、彼女たちがオーディションに出るという情報を掴んだだけで、出場を辞退するアイドルがいるほどだ。
そんなせいで、裏ではオーディション荒らしなんて言われている。
先頭集団の中でのトップ、それが彼女たちの立ち位置だ。
彼女たちこそが現時点での名実ともにトップアイドルであり、IU優勝候補の筆頭に挙げられている超大型アイドルユニット……

「Sランクアイドル、魔王エンジェル……」

響は自分がこれから戦う、自分を唯一脅かす実力を持つ相手の名前を静かに口にした。



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