過去ログ - モバP「成宮由愛をお祭りLIVEに参加させる?」
1- 20
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/12/12(水) 03:30:15.22 ID:8h0ZN2tK0
 銀めいて色素の薄い髪の妖精、いやいや現実のアイドルである成宮由愛がそこに立っておりはにかんだ笑顔を俺に向けていた。
 思わず、どきりとする。プロデューサーとして一線を越えるどころか近づかないよう心がけているつもりなのだが、だが、千川に言わせるといつ踏み越えるか気が気ではないとニヤニヤしながら指摘されたこともあった。

「こんにちわ、コウさん、ちひろさん」
「こんにちは、由愛。レッスンにはまだ時間があるはずだいたぁ!?」
「うふふ、私は由愛ちゃんのお茶を入れてくるわね」

 俺の体を由愛から見えないようにつねると千川はそそくさとその場を離れていった。さほど広くない事務室にアイドルと二人、ファンなら垂涎のシチュエーションかもしれないがプロデューサーとしてはこう、話すことに困ることもある。

「あー…ここじゃなんだから応接室で……」

 俺の言葉に由愛はおずおずと顔をあげて言葉を返してきた。

「あの……私、コウさんと話したくて」
「そ、そうか。それじゃ仕事片づけるからそれまで横に座ってまっててくれ」
「はい……♪」

 俺がどうにも挙動不審に空いていたいすを持ってくると彼女はちょこんと座り込んだ。この子は育ちが良いらしく、ちょっとした振る舞いにも品良く愛らしい振る舞いを見せる。アイドルとしての資質は十分すぎるほどだ。……プロデューサーである自分が魅入られそうなほどに。
 すぐそばで自分を見守る由愛から意識すべきではない感情をおさえつつ、俺はパソコンと向き合う。事後確認になってしまうがとりあえず事務所側でのスケジュールには参加アイドルを記載して置かなくてはならない。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
37Res/42.84 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice