過去ログ - 医「不治科メンタルヘルスへようこそ。」
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2012/12/15(土) 01:43:04.02 ID:f56He1B+0
医者「さて、佐々木君の魔の手から逃げるように出てきてしまったが、
さっきも言った通り話を聞く限りだと何にも問題がないんだがね。」
彼氏「大ありなんです!昔はこんなんじゃなかったんです。
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2012/12/15(土) 01:44:06.94 ID:f56He1B+0
彼氏「それに彼女・・・日に日にやつれてて・・・。それが見るに堪えなくて・・・。」
医者「ふーん・・・症状だけ聞くと末期の名誉渇望症なんだけどね。」
彼氏「名誉渇望症?」
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2012/12/15(土) 01:44:39.92 ID:f56He1B+0
医者「さて、毎度のことながら歩きがてら二人の関係をうかがっていきましょう。」
彼氏「え」
医者「診察ですよ。まぁ、答え辛いことはこっちが勝手に推察するんで心配なく。」
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2012/12/15(土) 01:45:42.99 ID:f56He1B+0
医者「キスはしましたか?」
彼氏「え、ええ?」
医者「『はい』ですね。」
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2012/12/15(土) 01:46:29.96 ID:f56He1B+0
医者「性行もなしと。」
彼氏「あ゛いや、いや『いや』じゃなくて、はい・・・まだ///」
医者「照れんでよろしい、気持ち悪い。」
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2012/12/15(土) 01:47:19.41 ID:f56He1B+0
彼氏「恥ずかしげに目を伏せる彼女の手を僕は両手で包む。
そして僕は彼女の笑顔を見つめました。
彼女は頬を薔薇色に染め、そのまま僕の胸に顔をうずめ・・・
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2012/12/15(土) 01:48:31.02 ID:f56He1B+0
医者「君いつもそんな調子なの?」
彼氏「い、いえ・・・でも彼女のことを思うと止まらないんです。
いえ、彼女をたたえる歌なら、春を歌う鳥のように―。」
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2012/12/15(土) 01:49:12.22 ID:f56He1B+0
医者「さて、二人の仲はいいとして、となるとますますわからん。名誉渇望症になる理由がないんだがな。ちなみに、どのタイミングで告白したんだ?」
彼氏「えっと・・・どのタイミングっていっても・・・いつもの帰り道なんですが。」
医者「日にちとかわかる?」
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2012/12/15(土) 01:50:03.45 ID:f56He1B+0
医者「ふーん。ちなみにその日ってなんか彼女にとって特別な日だったりする?」
彼氏「えー・・・どうでしょう。前日は確か剣道の試合で僕も初めて応援に行きましたけど。」
医者「あっそう。彼女勝ったの?」
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2012/12/15(土) 01:50:38.13 ID:f56He1B+0
医者「あ、あと、もうだいたい彼女の病気になった理由はわかったんで、
私はこれで。お疲れ様〜。」
彼氏「え、えええ!?ちょっとちょっといくらなんでもそれはないでしょ!?
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