12: ◆SOkleJ9WDA[sage]
2012/12/14(金) 00:26:40.96 ID:Vy4ghrqIO
階段を登る音が響き渡る。コツンコツンと一歩一歩登っていく。
心臓が高鳴る。ついに待ち望んでいたものと対面出来るのだ。
「……」
ゴクリと息を飲むと自分が少し緊張している事に気がついた。乾燥した唇を舌で軽く舐めると僕は、目的の病室の前に立ち止まった。
僕はもう一度病室の前でしたのと同じ様に深呼吸する。
もう一度。
もう一度。
鼓動を抑え、扉を軽く二回ノックする。
「どうぞ」
中から声がする。僕は扉を静かに開けて中に入った。
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