873: ◆jiLJfMMcjk[saga]
2013/06/10(月) 23:24:14.94 ID:s4cEiWrY0
杏子「……悪いけど、次は防げそうにない。魔力を使い切るつもりでやってもね」
QB「絶対にそんなことはしないでくれ、佐倉杏子」
杏子「魔力を使い切ると何が起きるか知らないけど、どの道このままじゃ潰されて終わりだよ?」
魔女1「キャハハハ!」シュウウウ.....
魔女2「……キャハ!」ムクッ
杏子「再生も終わりかけて、2体ともそろそろ攻撃準備完了って感じだ。マミの魔法じゃ、一度に2体は相手に出来ないだろ?」
マミ「……悔しいけど、ね。盾の呪文は、まだ練習中だし……そもそもあんな一撃を防げるかどうか」
杏子「この数秒で何とか仕留めなきゃこっちがやられる――くそっ、せめて魔力がありゃ幻惑魔法で逃げられるのに……」
マミ「……幻惑魔法? それって、確か昔佐倉さんが使った……」
杏子「ああ。そういえば、あの時もあれが決め手だったっけ。それがどうかした?」
マミ「……あの怪物、変だと思わない? 体が半分に欠けても平気で、分裂もして……それってまるで」
杏子「……幻惑? あいつも幻惑の魔法を使う魔女だっていうのか?」
QB「可能性はあるね。確かにあの強さは異常だ。でも、だとしたらどうする気だい?」
マミ「あれが、もしも本体じゃないのなら――」
魔女1・2「――きゃははは!」ダッ
杏子「……やばい! 両側から同時に飛びかかってきた!」
マミ(両方とも本体じゃなくて……ただの自衛の手段、武器に過ぎないとしたら……)
マミ「――エクスペリアームス!(武器よ去れ)」
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