957: ◆jiLJfMMcjk[saga]
2013/07/04(木) 04:56:36.21 ID:0gckZWHD0
ムーディ「お前の本質の話だ、トモエ。一目見ればわかる。お前の心には恐れがある……心の底から、誰よりも恐れている。
お前が夜道を歩けるように見えるのは、実はより大きな恐れから逃げ出して、我武者羅に走っているだけにすぎん」
マミ「っ! 私は、ただ、ロングボトムくんが、心配でっ」
ムーディ「それだ。それだよ。お前がもっとも目を背けているモノはそれだ。
嫌われたくない、失いたくない。結果的に八方美人。誰にも彼にもいい顔をしようとする」
ムーディ「芯では勇敢なロングボトムやポッターとは真逆だ。お前の芯は自立できていない」
ムーディ「――臆病者だ。お前は孤独を恐れている」
マミ「――あ、え? だって、そんな……」
ネビル「……先生! 行きましょう! 僕、先生のいう本が見たいです!」
ハリー「……ネビル」
ネビル「平気だよ。うん、平気だ。ごめん、君たちはマミを見ててあげて……」
ムーディ「それでこそ、だ。よし、来いロングボトム……」
ハーマイオニー「……」キッ
ムーディ「残酷、かね? だがいずれは知らねばならん……闇と出会ってからでは遅いのだ。
知らぬふりをしているのは、そいつ自身の為にならん……いずれ、喉元を刺す」
ハリー「……マミ、大丈夫?」
マミ「あ、あの、ね? 違うの、私。私、は」
ハーマイオニー「平気よ、マミ。大丈夫、落ち着いて……」
ロン「気にすることないさ! やっぱりムーディは狂ってるんだよ……うん。そうに違いない。
確かにそりゃ、ちょっとおっかないけどさ、本当、意味のある言葉なんかじゃ――」
マミ「……ごめん、なさい……私、先に寮に帰るわね……」
ハーマイオニー「……マミ」
ハリー「しばらくそっとしておいてあげよう……それが一番いいよ」
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