過去ログ - マミ「アバダケダブラ!」
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959: ◆jiLJfMMcjk[saga]
2013/07/04(木) 04:57:31.38 ID:0gckZWHD0

10/30 18:00 ホグワーツ 校舎前


 ざわざわ ざわざわ


マミ「……」ボーッ

ハーマイオニー「マミったら、またぼんやりしてる……あれからずっとあんな調子ね」

ロン「ああ、授業の失敗もいつにも増して酷いしな。ムーディの服従の呪文の時なんか、制服の――」

ハーマイオニー「ロン! 教室の外であの授業のことを口しちゃダメ!」

ロン「おっと――ああ、うん。分かってるさ。
   でもさ、マミがああなったのって、ムーディが何か訳の分からないこと言ったからだろ?」

ハーマイオニー「……訳が分からないのは、私たちがマミじゃないからよ」

ロン「えーと、ごめん。分かりやすく言ってくれるかい?」

ハーマイオニー「たぶん、マミにとっては心当たりがあることだったんでしょう。ムーディの"眼"は確かだわ。
          その証拠に、ほら、ネビルはあれからあんな感じでしょ?」


ネビル「それでね、ハリー。ムーディ先生に借りた本が凄いんだよ。水棲の魔法植物がね……」

ハリー「あー、うん。そうか、それは良かったね、ネビル」


ロン「キラッキラしてるな、ネビルの奴」

ハーマイオニー「ええ。ムーディは教師としても優秀よ。ネビルの自信を上手く引き出してるわ」

ロン「じゃ、なんでマミはああなっちまったのさ?」

ハーマイオニー「……教える側として優れているってことは、欠点を見抜くのも上手いってことよ。
          もしもムーディが指摘したのがマミの悪いとこなら、流石にすぐには受け入れられないでしょう?」

ロン「えーと、八方美人っていってたっけ? まあ、そう言われればそうかも。
   ええかっこしいっていうか、人付き合いで損するタイプだよ。まともだったら反吐の宣伝なんかしないし――」

ハーマイオニー「……」ギロッ

ロン「……あー、なんでも、ない」

ハーマイオニー「ふんっ。とにかく、今のマミに必要なのは時間よ。
           こういう時は、何も言わずにただ傍にいるのが一番いいの」

ロン「それも何かの本に書いてあったのかい?」

ハーマイオニー「? よくわかったわね?」

ロン「そりゃあね……でも、僕が思うに必要なのは楽しいイベントだと思うな。
   気分転換になるような、最高にご機嫌な奴さ……"これ"がそうなればいいんだけど」

ハーマイオニー「そうね。確かに、他の魔法学校なんてなかなかお目に掛かれないもの。
          特にこれから来る二校は、徹底した秘密主義って話だし――」


「おい、なんだあれ……?」「空から、何か……」「湖からも何か出てくるぞ!」


マミ「空飛ぶ馬車に……大きな船?」

ダンブルドア「――うむ。ボーバトンにダームストラング、双方ともに時間通りのご到着、というところかのう」



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