48: ◆69P4OyLUtJa.[saga]
2013/03/15(金) 23:11:47.15 ID:d2voBpxz0
「高木さん、ちょっと聞きたいんだけど」
閉会式終了後、帰り仕度をしている高木を、佐野が直撃した。
「当番表って、どうやって決めた?」
「まあ…なんか適当に」
「適当?」
「1人ずつ入れない時間聞いて、あとは適当に」
「試食会は?」
「みんなが家庭科部の内藤がいいって言うから、それで」
1人ずつ。みんなが。
3年D組フランクンシュタインは高木のワンマン経営だと、佐野は考えていた。
高木が独断で全てを決めて、他の生徒はそれに従うのだと。
しかし、実際は違った。
生徒全員が協力して、クラスのために活動する。
それが本当の3年D組。
孤立していたのは、ただ1人であった。
50Res/33.04 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。