過去ログ - ほむら「“サヨナラ勝ち”ってどういう意味?」あすみ「知りたいの?」
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48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/19(水) 21:04:27.02 ID:1dC4Z2gL0
さやか「やっぱり願いは、誰でも、自分のためなんだね」

杏子「あんたが魔女になりかけた時、救ったのは誰でもない、そのことに気付いたあんた自身だったよな」

さやか「他人のために願いや魔法を使う、それが間違いだとは、今でも思ってないよ。だけどそれも結局は、自分のためなんだって分かった。恭介の腕を治して、その恭介を仁美にとられたけど、全部他人のためだったら、そんなことで落ち込んだりしない。他人が幸せになれば、それでいいはずだから。でも、私は絶望の一歩手前までいっちゃった」

さやか「そんな自分が、自分で分からなかった。他人のためにいろいろしてきたのに、その他人が自分の方を見てくれないと落ち込んじゃう。それで、気付いたんだ。突き詰めれば、私は私のために、今までいろいろしてきたんだって。全部、自分のためなんだって。私はそれに気付いて、完全な絶望の一歩手前で、踏み止まった」

杏子「自分のことを真っ先に考えない奴なんているもんか。あたしはキュゥべえを死ぬほど嫌いだけど、あいつの言ってることは正しいよ」

さやか「あんたが私に教会で話してくれたこと、あの時は全然納得できなかった。だけど、今なら分かる。私は、自分のために生きるべきなんだって。もちろん、他人のために生きることが間違いだなんて思ってない。だけど、やっぱりそれは、自分のためにつながってる。それでいいんだって」

さやか「それからあんた、こう言ったよね。“自分のためだけに生きてれば、何もかも自分のせいで、誰も恨まないし、後悔もない”って。これも、今なら分かる。自分のために生きて、自分のことは、自分で責任をとるんだ、って。誰のせいにもしない。自分で決めて、自分のためにやったことなんだから、自分自身に責任とらなきゃ駄目なんだ、って」

さやか「こんな体にされちゃったことも、私が自分で決めた結果なんだ。こうなるなんて教えられなかったし、教えなかったキュゥべえを許すことは絶対にない。だけど私も、契約する前に訊くことはできたはず。それをしなかった自分、それをできなかった自分に、自分自身で責任とるべきなんだ」

ほむら「・・・・・・美樹さやか」

さやか「何?」


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