過去ログ - 【咲:安価】京太郎「……家が無い」桃子「20っすよ、京ちゃんっ!」【鶴賀】
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◆tXdh2WZ0lM
[saga]
2012/12/20(木) 20:25:44.57 ID:l7Rp1gQl0
桃子「……許さないっす」
京太郎「……」
桃子「絶対に、っ、許さない、っす!」
桃子「どんなに、私が――っ!」
桃子「――許さないっす、絶対に許さないっす!」
桃子「私といっぱい遊んでも、私にチョコ買ってくれても、私に可愛いって言ってくれても、私とキスなんかしちゃっても!」
桃子「絶対、絶対、絶対、絶対許さないっす!」
桃子「だから、京ちゃんは私に許してもらうようがんばるべきっす!
桃子「どんなことをしてでも私を喜ばせて、幸せにして、許してもらうようにがんばるべきっす!」
桃子「京ちゃんが他の人を好きになっても、私は絶対許さないっす」
桃子「京ちゃんが、私に許してもらえる前で、私から離れることを絶対、絶対、絶対、絶対、許さないっす!」
桃子「私は、絶対、京ちゃんを許さないっすけど!」
……なんでだろ。
こんなにも怒ってるのに。
こんなにも嬉しくて。
……前よりも彼に甘えてしまいそうな。
なんでだろう。
桃子「いいっすか、絶対許さないっすからね!」
京太郎「……了解」
京太郎「俺の全力を尽くして、お前を楽しませてやるよ」
桃子「絶対許さないっすけどね!」
桃子「いーっだ!」
京太郎「……くす」
桃子「何笑ってるっすか!」
京太郎「いや、モモは可愛いなって」
桃子「……っああ、もうっ!」
桃子「ほら、私に許してもらえるために、いっぱいエスコートするっす!」
京太郎「了解です、お姫様」
京太郎「んじゃ、まずは手を繋ぐか」
桃子「……ふんっ!」
ぷい、とそっぽを握って私は彼の手を握った。
……どうかこの手がもう二度とは慣れることの無いように、と祈って。
どうせなら肘まで祈ろうと思って。
どうせなら腕まで祈ろうと思って。
……彼に抱きつきながら私は歩いていた。
京太郎(……計画通り)
桃子「だから、何笑ってるっすか〜〜〜〜っ!」
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