過去ログ - 女友「おんなー、何見てるの?」 女「んー? 別に」
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20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/16(水) 14:48:46.12 ID:u+J+GsiP0


昼休み開始のチャイムが学校中に響くと、それが合図。
あとは勝手に騒がしくなっていくのだが
その速度に高校生らしさを感じている生徒―それが女だった。

どうしてあんな風に騒げるのか分からなかったが、一方で羨ましくもあった。

思い出すのは男くんのこと。断らなければ良かった。体裁を気にして、素直になれない自分が嫌になる。

「どうかした?」
浮かない顔の女を見て、女友が話しかけた。

「なんでもない。大丈夫」

女から 大丈夫、というフレーズが出たときは逆に心配になる。
それが悟られないように、そう。何かあれば言いなよー、と女友は語尾を伸ばすが
女はすでに気づいているうえに、女友の、気遣いができる強さは彼女の魅力だと感じていた。

「ありがとう」
女は嬉しくて笑顔になる。
「ね、お昼、屋上行かない?天気いいし」
「あ、ごめん。英語係の仕事で職員室に行かなきゃいけないの」
そっか。女友は残念がったが、女王様によろしく、と冗談を言って教室を出て行った。




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