過去ログ - 女友「おんなー、何見てるの?」 女「んー? 別に」
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[saga]
2013/03/21(木) 12:22:24.14 ID:HDgt56gp0
男友「これをクラスに配ればいいの?」
ナルコ「そう、そんだけ。重いけどイケる?」
男友「大丈夫ですよ。俺、ナルコさんのためなら何でも出来ますから」
ナルコ「サンキュー。御礼に後でイイことして、あ・げ・る」
男友「よっしゃ。じゃあ期待しないで、待ってます」ペコ スタスタ
ナルコ「は〜い〜で、女は」
女「はい」
ナルコ「ちょっとこっちきて」
-英語科準備室-
ナルコ「これ、ホッチキスで留めるの手伝ってくれる?」
女「はい」
女 カチッ・・・サラサラ、スッ、トントン・・・カチッ・・・サラサラ、スッ、トントン・・・カチッ・・・
ナルコ カチッ・・・スーッ、トントン、カチッ・・・スーッ、トントン、カチッ・・・スーッ、トントン、カチッ・・・
ナルコ「今朝は残念だったねぇ」
女「・・・」
ナルコ「男、グイグイきてたのに」
女「ナルさんが止めるから」
ナルコ「そりゃあ、いちお教師だし?」
女「私の気持ち知ってるのに」
ナルコ「本当なら今ごろ、2人はどこに居っかねぇ」
女「ひどいです」
ナルコ「じょーだん。本当に聞きたいのは、身体。大丈夫だって?」
女「・・・はい。安静にしてれば、じきに治まるって」
ナルコ「そう・・・ま、なんかあれば何でもいいなよ。親戚なんだしさ」
女「うん…ありがとうございます。」
本当なら英語係の仕事はワークを配れば終わりだったが、ナルコは女が心配だった。
去年から親戚同士になり、初めて顔を見たとき、初めて会話したときから、2人はどこか息が合った。
すぐに同じ学校の先生と生徒だと判明し、お互い自分で珍しいと感じるほど
凸凹のピースがとてもうまくハマる。
真面目と不真面目、おとなしいと大胆、明と暗、愛するものと愛されるもの。
時には逆になり、
自然と楽しく笑い合い、話すことは何でもだった。
女はナルコの刺激が強すぎる話も
お腹が痛くなるほど-トびすぎていて異世界のよう-に笑った。
「ナルコらしさ」に愛しさを感じ、ナルコはその「純粋さ」を美しいと感じながら
想うのは、互いに『大切にする』という気持ち。
以来、何かあると女はナルコにメールを入れていた。
病院に寄ってから行きます、と今朝ケータイが鳴ると
ナルコは何となく気になって、女の母親に電話をし、詳しく話を聞いた。
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