過去ログ - 一夏「嘘だと言ってよ・・・・・。」
↓ 1- 覧 板 20
33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/12/23(日) 17:49:11.41 ID:t14LOMmQ0
ありがとうございます。
ちょっと安心しました。では続けます。
クラリッサ「新型IS接近!…隊長…。」
ラウラ「ああ。…全員、これは実戦だ。気を抜くな!よし、行くぞ!」
G『ミノフスキー粒子散布開始。ビームライフル接続完了、これより敵勢力の駆逐に移行します。』
ラウラ「な、なんだ!?ハイパーセンサーが機能しないだと?まさか、ISを無効化するとはこのような手段で…っ!?」
ISの要の一つであるハイパーセンサー。それが機能しないとなると、完全な目視で戦うしかない。
しかし、相手は完全な機械。こちらには視界の限界もあるし、相手を目で追うにしても無理があった。
隊員1「きゃ、キャアアアアアアアアアアアッ来ないでっ!」
クラリッサ「陣形を崩すな!落ち着けっ!」
隊員の一人が迫る恐怖にパニック状態になり、一人隊列から外れてから誘導ミサイルを一斉掃射した。
しかし
ラウラ「ミサイルが誘導していない!?…奴はハッキングでも仕掛けてきているというのか?」
その推測は合っているようで間違ってもいる。Gのほうから直接ハッキングを仕掛けているわけではなく、ビーム兵器の
運用のために使用、撒布しているミノフスキー粒子の効果によるものなのだ。
G『ロックオン、ビームライフル発射します。』
隊員たちが必死の応戦をしながらも、迫り来るISに直撃を与えることすら出来ない。そして…。
隊員1「あっ!…隊長っ!」
助けを呼ぶ時間も無かった。高速で発射されたビームに直撃し、墜ちていく隊員の一人。
そして一人、また一人と撃墜されていくのであった。
ラウラ「残ったのは…。」
クラリッサ「私達だけですね、隊長。」
ラウラ「私、私がもう少し指揮をしっかりと…。」
クラリッサ「隊長。隊長は学園へ逃げてください。」
ラウラ「な…。やめろ、クラリッサ!」
クラリッサ「これは私からの命令ですよ。階級は下ですけど、歳ではこっちのほうが上なんですから。
さあ、早く逃げてください。」
ラウラ「そんなこと、出来るわけないだろう!私が部下を見捨てるなど…。」
クラリッサ「逃げてください!私の足止めを、無駄にしないでください…。」
クラリッサは泣いていた。本当はクラリッサだって怖いはずだ。軍でいくら訓練を受けたって、人間の少女に違いないの
だから。怖くても、大切な人を守るために自分が足止めになろうとしている。
それを拒んで無駄にすることなど、ラウラにはできなかった。
ラウラ「くっ…。クラリッサ…。」
泣きながら学園のほうへと飛び立っていくラウラ。
それを確認したクラリッサは、自分のISのリミッターを解除する。
クラリッサ「隊長、私は幸せでした。隊長とすごせた時間はとても楽しくて…。ですから、そんな思い出を作ってくれた
隊長を傷つけさせるわけにはいかないんです。」
ビームライフルを構えてくる新型IS。そして…。
クラリッサ「うわああああああああああああああああああっ!!」
リミッターを外されたISがビームを回避、高速機動をしながら新型ISへと突撃していった。
51Res/43.96 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。