過去ログ - キョン「ん?なんかこの光景見覚えが…」
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◆7I768BCHo.
[saga]
2012/12/26(水) 21:40:27.79 ID:A/GcMLPj0
そしてその数日後、ゴールデンウィークが明けた日。
「やっちゃったわ。もう調子乗って片手でやるものじゃないわね」
「オムレツか。朝倉さんは料理が好きなんだ?」
久しぶりの坂にひぃひぃ言いながら教室にたどり着くと朝倉と佐々木が話していた。
「あら、おはよう。キョン君」
「やあ、今日もぎりぎりだね」
「ああ、おはよう。何の話だ?わり、朝倉ちょっと鞄かけるぞ」
机のフックに鞄をかけるときに朝倉の生脚が見えたが、いいふとももしてるぜこいつ。
この空間、谷口あたりに独占禁止法に抵触するだのなんだの言われそうだ。
今も恨めしそうな目でこっちを見ている。やめろ。情けない顔してこっちを見るな。
「ああ、ごめんなさい。今退くわね」
「朝倉さんがゴールデンウィーク中に火傷をしたらしくてね。ことの顛末を聞いていたところさ」
「火傷?ああ、その包帯か。大丈夫か?」
長袖で隠れているが若干包帯が見えている。どうやったら左手首を火傷するんだ?
「いいえ。料理中にちょっとね。オムレツひっくり返そうとしたら手首に乗っちゃって」
「そりゃ災難だな。ちゃんと病院行ったか?」
朝倉は手首を見ながら、
「ううん。そんなにひどくなかったから…痕にはならないと思うんだけど。あ、そういえば今日は長門さん来てたわよ」
そういえばゴールデンウィーク従兄弟連中と騒いで忘れていた。ずっと待たせたままにするところだったぜ。
ありありと文芸部室で来ない待ち人を待つ姿が目に浮かぶ。
いや、会ったことないけどな。
「僕も行っていいかな?」
「あら、佐々木さんも文芸部に入るの?」
「そうしようかと思ってるけど、そういえば朝倉さんはどこか部活に入っているの?」
「ええ、文芸部に」
朝倉はたおやかに微笑み、俺のわき腹はほほと同じように引きつった。
あ?今なんて言った?
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