過去ログ - 木場真奈美「木場サンタ?」
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92:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/29(土) 22:33:11.08 ID:3mvhgf9F0
「――というわけで、木場さんはこれからテレビ局へ営業、というか挨拶ですね」
「KIBA'Sキッチンねぇ…… 短い時間とはいえ、私のレギュラー番組なんて取れてしまっていいのか?」
「クリスマス特番で他の出演者がケーキやクリームシチュー作ってるかたわら、淡々とかっこよく七面鳥を作ってみせる図が大ウケだったらしくて……向こうさんが是非とも、と」
「そうか……いや、心の底から嬉しいよ。プロデューサー君からのクリスマスプレゼントだな」
「ははっ、そう思ってくれるのはありがたいですが、木場さんの実力あってこそです。11時に着けばよし、場所も近いし車で送るので、10時くらいまではゆったりしていて大丈夫ですよ」
「了解だ」

事務室でプロデューサー君と軽い打ち合わせをしたところ、今日は時間に余裕があるらしいと分かる。
いつもならしっかり予定は確認しておくのだが、今日は局側から時間を知らせてくるということで、細かな予定は未定だった。
が、そのおかげで、ちょっとした時間の余裕ができた。

「ところで、イヴも同じ局で仕事があるので一緒に送るつもりなんですけど、どこかで見ませんでしたか?」
「イヴなら休憩室でうたたねしていた。疲れていたようだから、余裕があるならもう少し寝かせておいてもいいかもしれないな」
「じゃあそうしましょうか。ちょっと他の子の衣装合わせに行ってくるので、イヴが起きてきたらメールの一つでもください。それでは」
「あぁ、行ってらっしゃい」

プロデューサー君の後ろ姿を見送ったところで、事務室は一回り静かになる。
ここは人の姿もまばらで、もう特にやることもない。
資料室でテレビ局について予習でもするかと、事務室から廊下に出たところで――上の階から、ドタバタと階段を駆け下りる音が聞こえてきた。



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