119:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/12/28(金) 18:26:14.50 ID:QJtc0C17o
プロデューサーの住むマンション前
律子「……どうします、プロデューサー?」
P「どうします、ってなにをだ?」
120:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/12/28(金) 18:26:40.41 ID:QJtc0C17o
部屋前
P(なんで自分の部屋を開けるだけなのに緊張してるんだろ……)
P(ま、まあ、もうこんな時間だしさすがに貴音も)ガチャ
121:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/12/28(金) 18:27:16.18 ID:QJtc0C17o
ガチャ
貴音「あの、プロデューサー? どうかされたのでしょうか?」
P「あ、ああ。いや、なんでもないんだ」
122:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/12/28(金) 18:27:44.54 ID:QJtc0C17o
P「寝てると思ってたんだけど、まさか起きてるとは……」
貴音「……あなた様が帰り、眠りにつくまでは私も眠るわけにはいきません」
P「い、いや、眠っててもよかったんだぞ? というかその方が都合がいいというか」
123:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/12/28(金) 18:28:15.19 ID:QJtc0C17o
貴音「――では、私の寝顔を撮るために……ここに招いたと」
P「そうなんだ。だから起きて待ってもらう必要は全然なかったんだよ……」
貴音「つまり、私と共に一夜を過ごすという意味ではなく……」
124:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/12/28(金) 18:28:43.17 ID:QJtc0C17o
P「貴音が家の場所を教えてくれれば、こんなことせずに済んだんだけどな……」
貴音「それはしーくれっと、というものです」
P「家を教えるだけなのに……そこまで秘密にしなくても」
125:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/12/28(金) 18:29:09.38 ID:QJtc0C17o
P「じゃあ、悪いんだけど……寝顔を撮るから寝たフリをしてもらってもいいか?」
貴音「仕事であるのであれば、仕方がありませんね……」
P「助かるよ。俺のベッドに寝てもらうなんて申し訳ないけど、我慢してくれ」
126:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/12/28(金) 18:29:36.60 ID:QJtc0C17o
P「少し臭うかもしれないけど我慢してくれよ……えっと、カメラカメラ」
貴音「いえ、臭うなどとは……むしろ、その……」
P「よし、撮るぞー」
127:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/12/28(金) 18:30:05.14 ID:QJtc0C17o
P「……よし、これで十分だ。もういいぞ、貴音」
貴音「……」
P「……貴音?」
128:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/12/28(金) 18:30:30.71 ID:QJtc0C17o
車内
律子「あっ、意外と早い。何も無かったでしょうね?」
P「あるわけないだろ……少し勘違いさせたっぽいけど」
129:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/12/28(金) 18:31:04.40 ID:QJtc0C17o
P「ああ、大したもんじゃないけど、メリークリスマスってことで」
律子「あ、ありがとう。……でも、プレゼントって経費ですよね?」
P「いや、プレゼントだから自分で出して自分で選びたかったから……」
130:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/12/28(金) 18:31:32.58 ID:QJtc0C17o
事務所
P「ふわぁ……もう三時か。やっと終わったー……」
律子「どうします? 事務所で寝ますか?」
131:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/12/28(金) 18:32:23.99 ID:QJtc0C17o
数時間後
「おはようございまーす! あれ、プロデューサーさんは……」
「おはよう。ソファの上で寝てるわよ」
「それなら静かにしていた方がいいわね。譜読みでもしていようかしら」
132:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/12/28(金) 18:32:49.94 ID:QJtc0C17o
「あら、寝てるじゃない。仕事もせずにいいご身分ね」
「仕方ないでしょ、昨日も遅かったんだから寝かせてあげなさい」
「わかりましたー。うわあ、たくさん置いてありますねー」
「おはようございますなのー! ハニー、どこなのー?」
133:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/12/28(金) 18:37:23.77 ID:QJtc0C17o
律子の置いたカードには、その日にぴったりの言葉が書かれていた。
プロデューサーと呼ばれる男もそれを読めばきっと、
目の前のプレゼントの山がだれのためのものか気づくだろう。
「……すー、すー……」
134:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/12/28(金) 18:37:58.11 ID:QJtc0C17o
よし、終わり!
135:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/28(金) 18:46:26.01 ID:yEEHBq94o
乙!
136:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/12/28(金) 19:49:53.79 ID:6qZF/x0mo
乙乙!
137:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/28(金) 22:58:56.54 ID:xCoLKbH+0
乙なの!
138:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/28(金) 23:03:50.91 ID:B0AFsd5Eo
乙!
りっちゃんもゆっくり休んだほうがいいぞ
139:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/28(金) 23:31:57.52 ID:r5rqpibDO
乙。
素晴らしかった。
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