101: ◆hpOs4el2EFNo[saga]
2013/01/12(土) 08:33:40.31 ID:hXET7jbO0
物部「―――うま………当麻!聞いておるのか!?」
先程から話しかけてきていた物部の声にやっと気づいて我に返った上条は慌てて物部の方を向いた。
ずいぶん懐かしい出来事を思い出したものだと思う。確かあの後自分は今のインデックスと同じように大粒の涙を目に止め切れず、泣き出してしまった。
そして、物部は上条が泣き止むまでずっと、愛しい人形を抱きしめる少女のように自分をぎゅっ、優しく抱きしめてくれていた。
そして俺は………………………
………と、そこまで思い出したら羞恥心やらなんやらで顔が赤くなってきた。
幾ら今の自分を構成している大切なアイデンティティとは言え、改めて思い出すと恥ずかしくて堪らない。今なら顔で茶が沸かせそうだ。
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