41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/30(日) 16:00:35.95 ID:YhpCP1VO0
男「お……俺は! 彼女とずっと話してたんだ! 彼女が上の階の子で!」
男「将来! そう、将来の夢だって! お嫁さんになるって……っ! 言ってたんだよ!」
隊員「……そうか」
42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/30(日) 16:01:15.01 ID:YhpCP1VO0
男(女ちゃん……女ちゃんの、手……)ペタッ
男(固い、し……冷たい……)
男(俺が触った時は柔らかかった……)
43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/30(日) 16:01:40.89 ID:YhpCP1VO0
男「……?」
隊員「災害時、君のような状況に陥った場合、どんな屈強な人間でも、心が折れてしまう」
隊員「もちろん奇跡というものもあって、例外はあるわけだが……」
44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/30(日) 16:02:10.54 ID:YhpCP1VO0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
男「んんーっ……気持ちいいなあっ」
男「やっぱ観光は散歩に限るぜ」
45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/30(日) 16:03:53.89 ID:YhpCP1VO0
いつかどこかの素晴らしい土地で
彼女に会えるだなんて都合の良いことは起こらないだろう。
それでも足は前に進んだ。
それでも歩かずにはいられなかった。
46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/12/30(日) 16:04:21.90 ID:YhpCP1VO0
47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/12/30(日) 16:07:31.26 ID:YhpCP1VO0
そして瞼を閉じる。
48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/30(日) 16:38:41.46 ID:3FZ4dn3Eo
>>47のせいで、助かったのは夢で死んだように見える
49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/30(日) 16:57:36.76 ID:YhpCP1VO0
>>48
そんな解釈の仕方があると思わなかった。
面白いね、それ。
50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/02(水) 22:45:11.36 ID:EPWl1+Ako
乙!
悲しみ話だな
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