166:杏子編>>161続き ◆KbI4f2lr7shK[saga]
2013/07/23(火) 19:05:03.22 ID:bNVLxCUR0
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戦いに明け暮れる魔法少女の日常。
普通の少女たちが持つ平穏を捨てざる得なかった。
あたしとマミは独りの期間が多くて、普通の幸福なんて諦めていた。
167:杏子編 ◆KbI4f2lr7shK[saga]
2013/07/23(火) 19:07:30.58 ID:bNVLxCUR0
「説明もそこそこに契約させたのかよ!」
怒り心頭に発して、キュゥべえの首を掴む。そのまま握り締めながら持ち上げた。
ほむらを魔法少女にした。それだけでも忌々しいのに、契約者本人にきちんと説明がなされていない。
マミのような切羽詰まった状況では無かったはずだ。
168:杏子編 ◆KbI4f2lr7shK[saga]
2013/07/23(火) 19:08:35.51 ID:bNVLxCUR0
「巴さん、美樹さん。先に帰ってもらってもいいですか?」
二人で話したいというほむらを、じっと見詰めるマミとさやか。
「ん。分かった。後で教えてよねっ」
169: ◆KbI4f2lr7shK[sage saga]
2013/07/23(火) 19:11:36.10 ID:bNVLxCUR0
今回はここまでです。
次回は杏子編の大詰めの部分ですが、週末には投下したいと思います。
170:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/23(火) 19:17:35.86 ID:YEb3SvyI0
乙
171:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/23(火) 23:45:09.03 ID:X6hkzRVCo
乙
172: ◆KbI4f2lr7shK[sage saga]
2013/07/25(木) 23:32:42.65 ID:6JfrGomF0
投下します。
173:杏子編>>168続き ◆KbI4f2lr7shK[saga]
2013/07/25(木) 23:33:57.08 ID:6JfrGomF0
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ビルの屋上に辿りつくと満点の星空がずっと広く見える。あたしたちは繋いだ手を離し、各々に空を見上げた。
「綺麗な空ね」
174:杏子編 ◆KbI4f2lr7shK[saga]
2013/07/25(木) 23:36:06.63 ID:6JfrGomF0
「……なに考えてんのさ……?」
怖かった……消えてしまうんじゃないかって。あたしの家族があたしを置いて逝ったように、ほむらも行ってしまうんじゃないか……って。
「私はもう長くない」
175:杏子編 ◆KbI4f2lr7shK[saga]
2013/07/25(木) 23:37:41.62 ID:6JfrGomF0
『魔獣』ではなく、『魔女』と呼ばれる存在が居た世界。そこで出会った二人の少女がいた。
一人は魔法少女、もう一方は普通の少女。この二人には周囲との隔絶ゆえの孤独という共通点があった。
『少女』を『魔法少女』が魔女から救い出した出来事を境に、二人は親しくなる。
秘密を共有し、多くの時を共に過ごせる友ができた少女たちの生活は鮮やかになった。
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