過去ログ - キョン「それでもコイツは涼宮ハルヒなんだ」
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15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/31(月) 13:52:39.99 ID:Icdf4Wax0
「は? ……いきなり何言ってんだ、キョン?」

「女なんて星の数ほど居るさ、と言ったんだが」

 失恋したヤツへ送られる常套句だと、二回言ってようやく谷口は理解したようだった。反応遅いぞ。
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/31(月) 14:02:35.20 ID:Icdf4Wax0
「ぐっ……なんとでも言えよ。だけどな、彼女はおろかデートの約束すらないキョンに俺の壁は越えられねえ!」

 谷口は両腕でもって空中に大きな四角を描いた。

「名付けて、谷口スペシャル!」
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/31(月) 14:14:09.34 ID:Icdf4Wax0
「くそっ、国木田まで一緒になって馬鹿にしやがって。あのなあ、言っておくが俺はもう去年までの俺じゃねえんだよ」

 ほう、それは初耳だ。いつの間に「マークツー」もしくは「改」、「バージョン1,10」のような修飾が付いていたのか。

 男子三日会わざれば刮目して見よ。眼を凝らしても違いなんてのは制服が一年分くたびれただとか、学年章の横線が一本増えただとか、それくらいしか分からんのだが。
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/31(月) 14:26:18.63 ID:NaiVhsyPo
みてる


19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/31(月) 14:30:36.88 ID:Icdf4Wax0
 はあ、溜息しか出て来ない。この話題は早々に打ち切ってしまうべきか。馬鹿は死ななきゃ治らんし、馬鹿は馬鹿なりに青春を謳歌する術は心得ているらしい。

 だったら俺に何が出来ようか。精々、友の恋路に対して呪詛を撒き散らしてやるのが関の山だ。

「それで、谷口? わざわざ俺の机まで来てお前は一体何の用なんだ?」
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/31(月) 14:33:09.03 ID:1HOgk+Sr0
見ています。
是非完走なさってください。



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/31(月) 14:40:11.84 ID:Icdf4Wax0
「いや、奥村の授業中コイツ凍死しかけてたから、救命活動をだな……」

「それで寒そうな涼宮さんに自分のコートを掛けてあげたとでも言うのかい、キョン?」

 言う……のだが、なぜだろう。こうして第三者視点で俺のやった事を改めて聞かされると、その行為はまるで……。
以下略



22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/12/31(月) 14:47:54.14 ID:H2Q0s5tyo
にやにや


23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/31(月) 14:47:56.34 ID:Icdf4Wax0
 主と従僕。いや、違うな。

 王と騎士。いや、これもなんか違和感がある。

 そんな媚びるような、へつらうような、一方的な関係ではなかったはずだ。ええい、上手く言葉に出来ん。
以下略



24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/31(月) 14:58:31.34 ID:Icdf4Wax0
「だよなあ……」

 谷口も谷口でこれで納得しちまうし。おい、ハルヒ。好き放題言われてるぞ。それで良いのか、お前は……って起きてて貰ったら大分困るんだけどな。

「本当、涼宮さんって勿体無いよね。もう少しだけでいいから協調性が有れば朝倉さんレベルだと思うのになあ」
以下略



25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/31(月) 15:00:42.52 ID:dCjSawQWo
俺も見てるぜ!
片手間だけどな


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