過去ログ - キョン「それでもコイツは涼宮ハルヒなんだ」
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2013/01/09(水) 13:26:44.15 ID:oRs4CcEDo
3人のやり取りが好きだわこれ
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2013/01/12(土) 22:38:21.42 ID:BsAJtOUe0
……はあ。結局、友人に言い負かされた俺はとぼとぼと駅前の学生御用達バーガーショップ目前まで来ていた。気が滅入るとはまさにこの事で、そりゃあ佐々木にとって見れば良かれと思っての提案だったのだろうが、それにしたって……なあ。分かるだろ?
勉強が好きなんて高校生を俺はテレビや漫画の中でしか見た事が無い。あんなモン作り物だ、嘘っぱちだ、フィクションでいかなる人物、団体等とも光年単位で無関係なんだ。
そりゃそうさ。誰だって遊びたいし、怠けたい。俺の年頃なんてのはまさにその真っ盛りで、そのある種根源的とも言えるだろう欲求に真っ向から反抗するのは困難を極める。
以下略
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2013/01/12(土) 23:15:56.88 ID:BsAJtOUe0
はっと息を飲む。浅ましくグビリと喉は鳴り、いやいや待て待て。何を考えていやがるんだ、俺は。あいつは佐々木だぞ。中学時代のクラスメイトにして友人の。どうしてそんなヤツに一瞬とは言え見蕩れちまってんだ。
首を振って邪念を振り払う。煩悩退散煩悩退散。俺とアイツの間にそんな展開は待っちゃいない事くらい俺が一番よく分かってる。
「よっ、佐々木。悪い、待ったか?」
以下略
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2013/01/12(土) 23:49:33.22 ID:BsAJtOUe0
「それで、今日はなんだ?」
コーヒーを飲みながら問い掛ける。いや、おおよその見当は付いちゃいるんだが。
「どこから話せばいいかな。三日前、僕の母と君のご母堂がスーパーでばったりと鉢合わせたらしくてね。二人とも自分の子供の話を――つまり、僕と君の話をしたのは想像に難くないと思う。僕と君は元クラスメイトだし、家もそう離れてはいないからね」
以下略
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2013/01/13(日) 00:22:34.03 ID:T8JLs3MJo
おお、来てたのか!
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2013/01/13(日) 00:28:37.54 ID:4L75unli0
そこからの佐々木の手並みは鮮やかの一語に尽きた。俺から今回の期末考査範囲のプリントを渡されるや否や、待っていて欲しいと言い残し十分間の離席。帰ってきて俺に確認を促したメモ帳にはページではなく内容の書かれた出題範囲表が出来上がっていた。
「どこでこんなもの調べてきたんだよ?」
「どうして僕が今日、駅前を選んだと思う? 答えはね、君の学校の教科書を取り扱っている書店が近くに有るから、さ」
以下略
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2013/01/13(日) 00:58:20.50 ID:tlFriMbIO
いいね
地の文が実にらしくていい
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2013/01/13(日) 01:00:12.04 ID:4L75unli0
結局、勉強会とは名ばかりの一つも勉強しない会、もしくは勉強会イヴはそこで早々に幕切れとなった。親友改めの家庭教師は明日からの教材の用意が有るからと早々に帰途へと着き、後には俺とホットコーヒーが残された。
……あれ? 何か忘れてるような。
「大変お待たせ致しました。こちらベーコンポテトパイになります」
以下略
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2013/01/13(日) 08:24:00.95 ID:IvCz6MvuP
邪魔される予感
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2013/01/13(日) 14:58:10.94 ID:4L75unli0
「出来れば学校側には黙っておいて下さいね。私がバイトしている事」
そう言って先ほどまで佐々木が座っていた空席に彼女は腰掛ける。周りの学生達は店員が着席したことに何の反応も示さない。きっと他の店員が見ても咎める事は無いのだろう。
喜緑さんを視認出来ないのか、認識出来ないのか、はたまた俺にはちーっとも理解出来ない何かしらか。なんでもいいさ。まったく、宇宙人ってのはなんでもありなんだな。
以下略
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2013/01/13(日) 15:24:29.39 ID:4L75unli0
「脅さないでください。それほど身構える事態ではありませんから」
喜緑さんはコーヒーを一口飲んで、
「猫を飼っているんですよ、彼女」
以下略
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