過去ログ - 京太郎「救われぬ愛に救いの手を」
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96: ◆VB1fdkUTPA[saga]
2013/01/02(水) 21:48:48.27 ID:WkIFPeFoo



『女子大会なのに男子部員?』

そんな視線だ。

思わず、吹き出す。

ああまったく、やっぱり彼は良い。

退屈しない子だ。

そうして、抽選会が終わる。

私は皆と合流して、口を開いた。

久「じゃ、明日はよろしく!須賀君、朝の通りお仕事よー」

京太郎「うーっす……」

がっくりと肩を落とす須賀君。

私はからからと笑い、彼の腕を引く。

びくり。

そう反応したのが、すぐにも分かった。

私が笑う。

須賀君は少しだけ顔を赤くして、私に手を引かれるままになっている。

だけど、彼は男の子。

こういったのはやっぱり恥ずかしいんだろう。

でもこうした部分が、可愛いんだけれど。

久「さて、須賀君。命令があるのだけれど」

京太郎「へへぇ、何でごぜぇましょうかお代官様」

へへー。

そんな芝居がかったような返事。

諦めた様子というより、私に対する意識の変え方。

咲や優希ならば軽く、からかうように。

和やまこには真正面からしっかりと受け答えるように。

私には、こうして少しのジョークを交えた芝居がかった対応で。

私だけの特別。

フレンドリーに付き合える、そう思ってくれてるからこそだ。

だから、私はその距離を縮めるつもり。

彼を困らせるように腕を組み、微笑みかけた。

この時間。

それを奪われることは不愉快だと、今は気づかぬ思考を奥底に抱えながら。



【※魔性型は一線越え、または他女子とのレベル3が存在した時……】


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