過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「!?」
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◆x/rxoIq2T6
[saga]
2013/01/12(土) 02:01:30.65 ID:K5/J095e0
日向「……う、ぐ、ああ」
七海「…そうなんだよね、日向くん」
日向「………………ああ」
日向「上手くいってたはずなのにな…七海が絡むとどうもダメみたいだ、俺」
日向「例えゲームクリアをして、他のみんなが生き返らなかったとしてもお前たちは生きてるし、これ以上誰も手を汚さなくて済む…罪を背負うのは俺だけ」
日向「それが俺の創ったハッピーエンドだったんだけどな」
苗木「それじゃ、今までのは…」
日向「演技…って程じゃないけどな。本当にそんな重圧に耐えきれるのかっていう不安もあったんだ」
日向「でも俺には、苗木や七海達が誰かを殺して…その度に心を痛めるなんて光景…耐えられない」
日向「七海はいつから気づいたんだ?」
七海「…最初からだよ。私は日向くんを信じてるから。きっと日向くんはみんなの為にやってるんだって」
苗木「それじゃ、僕に頼んだのは…」
七海「……ごめんね、お兄ちゃん。でも私じゃ日向くんの心に揺さぶりをかけられなかったから」
七海「お兄ちゃんに自分の手で、日向くんが読んでいた真実まで辿り着いてほしかったんだ」
日向「…なあ、苗木。ばれちまったから言うけどさ、本当にいいのか?」
苗木「……」
日向「お前の進む道はきっと茨の道だぞ。大切な仲間を、友達を、親友を…殺さなきゃいけないんだぞ?」
日向「お前が望むなら…」
苗木「それは違うよ!」
苗木「僕たちは…みんなで揃って、誰一人欠けることなくクリアしないと!」
苗木「そのためには喜びも悲しみも…罪だって、みんなで分かち合わないと…」
苗木「誰かを犠牲にして手に入るハッピーエンドなんてない!」
七海「…うん。この先どんな悲しみが待っていたとしても、みんなと一緒なら乗り越えられると思うな」
日向「苗木…七海…」
苗木「…日向クン、情けなくて頼りないかもしれないけど」
苗木「僕と一緒に前へ進んでほしい!みんなで進めば…きっと新しい未来だって作れる」
七海「…たとえそれが絶望的なまでの確立だったとしても…頑張ってみようよ」
七海「…やればなんとかなるよ。だって私たちには──無限の未来があるんだよ?」
日向「……ああ、そうだな。そうなのかもしれないな」
日向「俺は…間違ってたんだな」
日向「──改めて、よろしく頼むな」
苗木(そこにいたのはさっきまでの弱弱しい日向クンじゃなくて)
苗木(いつものような力強さに満ちた瞳をした、いつもの日向クンだった)
日向の好感度が上がった。
絶望ゲージが下がった。
日向がスキル『ロジカルダイブ』を覚えた。
日向のスキル『カムクライズル』が『真・カムクラ覚醒』に進化した。
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