100:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/08(金) 20:39:31.08 ID:4of5MAkDO
はぐらかしている、のだろう。
クロはなんて事ないように振る舞っているつもりなのかもしれないが、マミが手に持った首輪を彼は今も睨み付けていた。
クロ「……それは後で考えよーぜ。今は、とにかく考えなぎゃならん事があるだろ」
マミ「……えぇ、そうね。この犬達の目的、よね」
目的、それはもうほとんど分かり切っているのだが、あえて問題点としてあげているのは『それは何故か?』がまったく分からないからだ。
問題の根底が分からない以上、その目的について語らざるを得ない。
クロ「間違いねー。こいつらはこの家のもんの内の誰か、それか全員を狙って夜襲を仕掛けてきたんだ」
目的は、それ。
だが、そこから先は分からない。
犬達は語る口を持たず、情報を知りえる者はいない。
八方塞がりである。
マミ「じゃあこの家の誰が狙われているか分からない以上、このまま安心できないわね」
クロ「かと言ってどうもしない訳にゃいかないしな。面倒だが、この家にいる間はオイラがなんとかやるさ……」
面倒と言いつつ、ダルそうに耳をかきつつ、誰に言われるまでもなく彼はその面倒を抱えた。
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