101:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage sage]
2013/02/09(土) 21:56:02.07 ID:HllpbIWW0
更新まだかな?中途半端な所で区切られただけに
102:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/11(月) 19:51:23.01 ID:Q24hwgzDO
その姿は、まったくもって────『ほっとけない』
危なっかしく首を突っ込んで、無関係なのに傷付いて、だから自分は、彼の事をもう無視する事ができない。
103:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/11(月) 20:07:02.76 ID:Q24hwgzDO
マミ「───大丈夫よ。クロ」
話が少し反れたので、マミはもう一度、クロに提案した。
クロは恐らく本気で嫌がっている。
104:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/11(月) 22:21:44.05 ID:Q24hwgzDO
クロ「いいか、迷惑をかけんなよ。他ならぬオイラにだ」
ビシッと音が聞こえそうなくらいに真っ直ぐと指を差された。
一応、自分の真意を受け入れてもらえたらしく、それがただ嬉しい。
105:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/11(月) 22:54:06.95 ID:Q24hwgzDO
106:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/11(月) 23:23:04.48 ID:Q24hwgzDO
クロ「くうぁーっ、よく寝たー」
背筋よ折れろと言わんばかりの背伸びをするクロの姿がそこにはあった。
首に巻き付けた赤いマフラーは、クロの身体よりも長いらしくダラリとベンチからも垂れ下がっている。
107:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/12(火) 20:57:49.12 ID:CAiOtqDDO
離れた場所で干した場合、不足の事態が起きては堪らない。
着ぐるみは自分が寝ているベンチにぶら下げた。
それを触ってみれば少しばかりしっとりとしているが気にならない程度には乾いている。
それを着ようとクロが手に取った。
108:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/12(火) 22:55:35.93 ID:CAiOtqDDO
クロ(ま、後は成り行きだろうな)
決められるのは自分の行動のみ、こんなよく考えれば考える程よく分からない世界なのだから取り敢えずやってみる事が重要なのだ。
109:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/02/12(火) 23:12:26.25 ID:CAiOtqDDO
その男、取り敢えず黒ジャージと呼ぼう。
ニヤニヤと、気色の悪い、しかし喜色は満面な笑顔を浮かべている。
黒ジャ「へへっ、へへへ、誰もいないよねぇ」
110:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/02/12(火) 23:31:22.31 ID:CAiOtqDDO
喚き散らすその姿は、醜悪そのものだった。
己の弱さも、他者の強さも理解しようとせず、ただゴネていればなんとかなると考えている。
黒ジャ「見せてやるよ……お前にも」
111:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/12(火) 23:43:57.26 ID:CAiOtqDDO
誰かが、自分を抱き締めたまま地面に転がっている。
どうやら、俗に言う庇われた、というヤツらしい。
なんとなくでも、クロは理解できた。
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