31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/22(火) 00:07:03.01 ID:b33EjRaDO
まどか「うわぁ、マミさん……それって」
マミ「なに?まどかさん」
黙っていた──と言うより笑っていた──まどかが突然、感嘆の声を上げた。
その視線の先は真っ直ぐにマミを向いている。
暴れるクロをその胸に抱いている彼女の姿は、今日まで久しく見ていなかった魔法少女の姿になっていた。
まどか「……もう、変身できるんですね」
マミ「えぇ、ちょっと長かったけどね」
気付けば、いつの間にか複雑な顔付きをまどかはしていた。
この瞬間を待っていたかと聞かれたら、待っていたと言える。
ただ、それだけじゃない。
元気になって良かったね、それだけの問題じゃないのだ、彼女の場合。
それを、この瞬間までずっと考えないようにしていたのに、マミの変身した姿を見て結局思い出してしまった。
クロ「さあぁやあぁかあぁッ!!」
さやか「なによ!今、色々と立て込んだ空気になってるのが分からないの!?」
だが、これではシリアスパートは始まらない。
嬉しそうな苦笑いのマミがクロを押さえ込んでいる姿が妙にアンバランスだ。
しかし、天使のような姿をした少女が暴れる獣を抱き締めて宥めている。
そう考えれば多少は絵になるかもしれない。
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