35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/22(火) 22:42:26.12 ID:b33EjRaDO
マミ「───ふぅっ、長い間変身していなかったから、上手くできるか不安だったけど……ちゃんと出来て良かったわ」
クロ「………そりゃ良かった」
声、いや言葉だけは安堵したような様子が聞き取れる。
しかし、今の体勢のままではマミの顔色を見る事は出来ない。
他の少女達の顔からなんらかの情報を得ようとしても
まどか「…………」
さやか「…………」
─────これぞなんとも言えない顔を絵に描いたようである。
やがて、そのうちの一人であるさやかが恐る恐る声をあげた。
さやか「マミさん……その………変身できるって事は……また戦うんですか?」
────腫れ物、と言うか火にでも触れようとしているような。
それは、触れてしまって自分も傷付く事すら承知しているみたいだった。
しかし、さやか自身はそんな自分に驚いてすらいた。
かつての自分なら、何も考えず無邪気に喜んでいただろう。
マミの戦う姿に見惚れ、単なる傍観の立場でまるで見世物でも見ているように……。
だが状況も考えも、もうかつてとは違う。
全てが変わってしまった。
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