416:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/06(木) 22:43:36.31 ID:cVEiZwhDO
  
  
 詢子「あああああ」 
  
  
 が、やがて詢子は力尽きたように声を上げる。 
 音を上げるとはまさにこの事だろうか、読んで字の如く見たまんまであった。 
 本気で参っているらしい。 
  
  
 まどか「ママ・・・」 
  
  
 マミ「詢子さん・・・」 
  
  
 ―――娘とその友達。 
 立場は違えど抱いた同情の念は変わらなかった。 
 大人は、自分達が考えている以上に大変な存在なのかもしれない。 
  
  
 大好きな母に対して、何か慰めでしかなくても、一つでも力になれたら。 
  
  
 自分の大切な友達の家族に、他人とはいえ、少しでもでも力になれたら。 
  
  
 そんな思いが、二人の口を開こうとした時だった。  
  
  
 詢子「冗談じゃねーぞ!天童コーポレーション!遊○王のパクリかよ!社長なのかよ!ブルーアイ―――」 
  
  
 まどか「ん?」 
  
  
 まるで最後の力を振り絞るかのように吐かれたその言葉、その名前、まどかには聞き覚えがあった。 
  
  
 まどか「・・・ママ?ごめん、ちょっともう一度言ってくれる?」 
  
  
  
 だからこそ、彼女には追求する義務があった、権利もあった。 
 疑問符を頭上に掲げる大義名分はまどかにあった。 
  
  
  
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