53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/27(日) 01:41:40.52 ID:60muNJSDO
さやか「ほら、食べたかったんだろ。ご馳走が」
目の前に切り分けられたケーキが置かれた。
それを置いたさやかを軽く睨んでから、クロは敢えて難癖をつけさせていただく。
クロ「オイラはご馳走を食べたいと言ったがな。別にケーキが食べたいって言ったわけじゃないぜ」
まずった。
妙に、ケーキから話題を離そうとしすぎて更に際立たせてしまった。
そんな風な後悔を抱くもさやかは大した反応は示さない。
さやか「はいはい。分かったから、早く食べなさい」
そう言われてしまえば、食べない訳にはいかない。
目の前のフォークを手にとって、ケーキを切り崩しにかかる。
クロ「?」
その際に、妙な居心地に顔を上げれば全員がこっちを妙に力の入った瞳で見ていた。
まどかからは「どうなるの?」という期待を
さやかからは「どうすんだよ?」という圧力を
マミからは「どうしよう?」という不安を
それぞれの、思いを一心に受け止めながらクロは思いっきりフォークでケーキをぶっ差して────
クロ「いただきます」
口に運んだ。
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