過去ログ - ネミッサ「いつかアンタを泣かす」 ほむら「そう、期待しているわ」
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◆sIpUwZaNZQ
[saga]
2013/01/04(金) 20:57:32.47 ID:yAr9XARu0
ほむらの話とネミッサの知識を混ぜると、『魔女』と『悪魔』の特徴がはっきりする。
悪魔は個体差があるが、基本的には人間のそれを凌駕する知恵をもち、自我がある。そのため、ある程度人間との交渉が可能である。人の魂を捕食することがあるが、高位の悪魔になると「信仰」という方法で力を蓄える事も可能で、一般にこちらは「神」と呼ばれる存在とされる。
魔女は個体差が異常に大きく、知識や人格などが確認できない。気ままに生き、気ままに人間を捕食する。「魔女の口づけ」という刻印を人間に付け操り、自分の結界内にその哀れな犠牲者を誘い込む。魔女は使い魔を産み、それがまた人間を襲う。使い魔は4〜5人ほど犠牲者を捕食すると自分を生んだ魔女と同じ姿、能力を持つように成長する。
人の魂を捕食する点としては同じだが、一番大きく異なる点は生まれ、だろうか。
悪魔は概ね魔界などと言われる人間界とは異なる世界で生まれる。そのため、人間界に来て留まるには非常に大きなエネルギーを必要とする。『召喚』であれば召喚をする人間がエネルギーを用意するため、比較的楽に人間界に来ることが出来る。だが高位の悪魔になればなるほど膨大なエネルギーを必要とするため、ほとんど来ることがない、あるいはできない。
一方で、魔女は「人間界で生まれる」ため、召喚自体必要としない。必要なのは自分の存在維持のために人間を捕食する程度だ。或いは自らの昏い望みのため、人間界を荒らすことが目的のようだが、個体としての目的もマチマチで総体としても目的があるわけではない。
「私達はそのインキュベーターと契約し、奇跡のような願いと引換に『魔法少女』となって魔女を戦い倒すの」
「なんで女の子限定なのかしらね。インキュベーターの趣味?」
「魔女と戦った後でもその茶化す元気があればいいわね」
「そういう言い回ししかできないのアンタ?」
「お気に召さないかしら」
「なんかむかつくなぁ……、協定は守るけどさ……」
悪魔は基本的に約束を反故にすることができない。魂のあり方にかかわるため、契約を反故にすることができないのだ。だから悪魔と契約するのは極めてまれだし、できても短期契約であることが多い。
「……いつかアンタを泣かす。覚えてなさいよ」
「そう、期待してるわ」
そういうとほむらは髪をかき上げる。きらきらと黒髪が踊る。ネミッサが嫌になるほど綺麗だった。
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