過去ログ - ネミッサ「いつかアンタを泣かす」 ほむら「そう、期待しているわ」
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331: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/01/19(土) 22:31:31.17 ID:lOJU2yWX0

番外編 【ほんしんはどこにある?】

八月の頭、うだるような暑さの日。
自室で夏休みの宿題をこなすほむらの携帯が鳴る。着信はネミッサだ。
ためらいもなく着信を切って無視する。再び着信したものを切ること二回。
今度はメールだ。

『切 る な 出 ろ』

ポチポチと返信する。

『断 る』

『なんで?』

『勉強中。邪魔しないで』

『わかったまどかちゃんにたのむ』

一方のネミッサは、公園の木陰で噴水を見つめつつ午前中の
暑さをしのいでいた。そこは、かつてさやかを探すまどかが
QBと話をしたあのベンチのそば。噴水が涼を呼ぶ。
そのネミッサの携帯に着信。ペットボトルのコーラを
飲みほしながら応対する。

「はい、こちらは留守番電話サービス〜」

『何言ってるの。まどかの邪魔するなら許さないわ』

「アンタが電話でないからでしょ」

『はぁ、何の用?』

「アンタの家にしばらくやっかいになりたいの」

『断、る』

「お願い!」

『巴マミと喧嘩したの?』

「んなことしないわよ。受験勉強の邪魔したくないの」

『私も勉強あるのよ?』

「じゃあマドカちゃんのとこ行くわ」

ネミッサはほむらの弱点をいちいち突く。

『はぁ、わかったわ』

「ありがとう。助かるわ」

『貴女、本当に巴マミに甘いわね』

「アンタはマドカちゃんに弱いわね」

ブツッ、という音とともに通話が途切れる。



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