過去ログ - 超古代勇機ロト
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/05(土) 17:11:39.44 ID:cFKtRG+n0
よくある勇者系SSが
もしもSFロボットものだったらっていう
ひねくれ厨二SSです

いろいろオマージュ入ってますが
寛容な目で見て頂きたく……
ゆっくりのんびりよろしくお願いします

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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/05(土) 17:13:29.01 ID:cFKtRG+n0
*  *  *



今より約100年前に発見された、超古代文明による遺産――いわゆるオーパーツの解明によって人類の技術は飛躍的に進化した。
以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/05(土) 17:16:44.12 ID:cFKtRG+n0
ユリウス暦1120。北の地にて魔王、と名乗る男が人類に対し宣戦布告を掲げる。
増えすぎた人口をどうするのか、各国の王が頭を悩ませていたときだった。

選ばれた民のみが生き、それ以外は淘汰されるべきであるという彼の思想は瞬く間に世界中に広がった。
その結果、自分は優秀であると考える多くの人間の賛同を受け、一つの大きな国が誕生した。


4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/05(土) 17:18:31.45 ID:cFKtRG+n0

――サタン公国。彼らは様々な兵器を開発し、その選民思想に反抗する者たちを武力により次々と駆逐し始めた。
これに対し、反対派は連合国キングダムを立ち上げ、同様に武力による抵抗を行った。かのロト戦争の始まりである。



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/05(土) 17:19:46.16 ID:cFKtRG+n0

数で勝るキングダム軍と技術力で勝るサタン軍の戦いは一進一退の攻防を強いられた。
両者の戦いは1年が過ぎ、10年が過ぎ、そして今50年が過ぎようとしている。




6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/05(土) 17:20:42.46 ID:cFKtRG+n0

ユリウス暦1169。依然として拮抗状態を保つ戦線に小さな動きがあった。
キングダム領第7生活区域、レーベという小さな街で新たなオーパーツが発見されたのだ。




7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/05(土) 17:23:41.80 ID:cFKtRG+n0



*  *  *

以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/05(土) 17:25:43.46 ID:cFKtRG+n0
「ほら、これがお前の鍵だ。遅刻してきた分しっかり働けよ」

「はい、すみません」

投げられた作業用ロボットの鍵を受け取り、視線を右に向ける。
以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/05(土) 17:28:50.84 ID:cFKtRG+n0

SROT-107ワーカー。民間用にデチューンされた、元軍事用ロボットだ。
やや型番は古いが今もなお現役で使われている辺り、デザインはともかく実用性は高い。

「しかしまぁ長年使われてるだけあって、中はちょっと汚れてるな」
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/05(土) 17:33:11.47 ID:cFKtRG+n0

早速コクピット内に入るとシステムを起動させ、軽く点検をする。
計器類、センサーカメラ、操縦桿の反応などなど。慣れた手付きだ。

やはり自分は依然、ロボットの整備職でもやっていたのかもしれない。
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/05(土) 17:34:36.58 ID:cFKtRG+n0

「こちら、えーと、4番機。点検完了しました」

『了解。それではオーパーツの発掘作業に合流してください』

以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/05(土) 17:36:48.10 ID:cFKtRG+n0

アンカーがしっかり固定されているのを確認して、急斜面を滑るように降りていく。
お椀のようにえぐられた地面の中心部で、他のロボットたちが作業をしているのが見えた。

「こちら4号機、コウ=シュージン。臨時派遣の作業員です。……すみません、遅刻してしまって」
以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/05(土) 17:43:47.64 ID:cFKtRG+n0

『こちら2号機だ。おう、なんだ思ってたより若ぇな』

意外そうな声を上げた男は一度作業を止めると、映像回線も使用して通信してきた。
モニターに映し出された狭いコクピット内では、火の点いていない煙草を咥えた男がへらへらと笑っている。
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/05(土) 17:49:44.48 ID:cFKtRG+n0

『こちら1号機。発掘作業自体はもう間もなく終わる。……報告書ものだな』

次に聞こえてきたのは、くつくつという笑い声。こちらも映像回線に切り替える。
映っている男性は30代前半くらいだろうか。神経質そうなインテリ系の男である。
以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/05(土) 17:55:11.95 ID:cFKtRG+n0

「残りの作業は?」

『あとは地味な点検作業、整備作業といったところだ。若ぇ奴がやるにはぴったりだろ?』

以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/05(土) 17:56:25.97 ID:cFKtRG+n0

地面から大きく露出したオーパーツ。それを見て、思わず感嘆の声が漏れる。

「すごいですね」

以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/05(土) 17:59:58.62 ID:cFKtRG+n0

コウが今乗っているワーカーは、コクピット部分である胸部から見るとやたら四肢が大きく、頭部はおまけ程度の大きさしかない。

外観だってエネルギーパイプやら何やらが剥き出しになっているため、まさにロボットそのものである。

以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/05(土) 18:03:03.92 ID:cFKtRG+n0


しかし、目の前の機体はどうだろう。


以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/05(土) 18:05:57.88 ID:cFKtRG+n0



――見つけた。

以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/05(土) 18:06:50.47 ID:cFKtRG+n0

「え?」

『どうした?』

以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/05(土) 18:12:57.51 ID:cFKtRG+n0

「……気のせいだったかもしれないですね」

『あるいはこのオーパーツが喋ったか』

以下略



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