47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/06(日) 17:45:10.17 ID:+WdTgy6X0
――そっちには行かない方がいいと思うな。
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2013/01/06(日) 17:52:29.88 ID:+WdTgy6X0
「そっちってどっちだ? 行かない方がいいってどういうことだ?」
「おいおい兄ちゃん、何ぶつぶつ言ってんだよ。置いてかれるぞ」
49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/06(日) 17:58:27.44 ID:+WdTgy6X0
「そっちとかこっちとか、何なんだ? 誰なんだよ!?」
「なんだぁ? 今頃パニックか? 仕方ねぇ兄ちゃんだぜ」
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2013/01/06(日) 18:07:31.00 ID:+WdTgy6X0
突然、ドン、と大きな音がした。
今いる場所のすぐ近く、先ほどまで若い軍人に連れられた作業員たちが歩いていた方向だ。
「…………なん、だ?」
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2013/01/06(日) 18:16:19.79 ID:+WdTgy6X0
爆風が勢いよくコウたちに襲い掛かってくる。
幸いだったのは付近に何もなく、ガラス等の破片が飛んでこなかったこと。
しかし、それでもさっきまで立っていた位置からいくらか吹き飛ばされるほどの強い風だった。
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2013/01/06(日) 18:29:51.37 ID:+WdTgy6X0
「無事か? 兄ちゃん」
53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/06(日) 20:02:19.10 ID:+WdTgy6X0
「……何が、起きたんです?」
意識はしっかりしているが、いまいち状況が把握出来ていなかった。
あの爆発は一体何だったのか。襲ってきた敵は今どうなったのか。
54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/06(日) 22:20:27.86 ID:+WdTgy6X0
「ミサイルが飛んできた。先に行ってた奴らは、その、吹き飛んだよ。……跡形もなく」
なんとなく予測はしていたが、胸にやりきれなさがやってくる。
自分を叱ったあの上司も、一緒に作業をしたもう一人の男も、きっとあの爆発で――
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2013/01/06(日) 22:21:35.18 ID:+WdTgy6X0
「……俺、あのオーパーツのこと考えたんですよ。今」
「話は後だ! このままじゃ俺たちも危ねぇ。今はとにかく避難することだけ考えろ! またミサイルぶち込まれたらひとたまりもねぇぞ!」
56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/06(日) 22:28:43.68 ID:+WdTgy6X0
――こっちにおいでよ。
57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/06(日) 22:29:49.43 ID:+WdTgy6X0
「声? 何のことだ?」
どうやら、コウ以外の人間には聞こえていないらしい。
さっきの「行くな」という声には従って正解だった。では今度は?
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